アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

ワタクシのコラージュ

2010-05-27 17:36:24 | コラージュ作品
なんと、これは私のコラージュ作品です。
たぶん、自分のコラージュ作品をブログに載せるのは、これが初めてだと思います。

これを作ったのは、5月15日。
まだ、次男のことで鬱々としていた頃の作品です。

真ん中に貼ったのは、緑に囲まれた一筋の小道・・・かと思ったら、後でよく見たら小川でした。

そして、その上は、これは紛れもなく一筋の小道です。
なんだか、雨に濡れて、寂しそうな小道です。

とにかく、この頃は、すごく疲れていて、自然とか緑とかが、やたら恋しかったのです。

緑の中を散歩したり、ぼぉーっとひとりで座ったりしたかった。
左半分は、ほとんどそんな感じです。

それでもう、なんせ一人になりたかったものだから、人気のない写真ばっかり貼ったのよね。
誰も乗っていない自転車も、そんな感じ。

大きなスミレの花は、今見ても、寂しくて頼りない感じをいっぱい表しているなぁ・・・。

ホントはここで終わろうかと思ってたんだけど、それじゃあんまり寂しいし・・・
と思って貼ったのが、花束を持つ女性と、バスケットを持って立つ、二人の女性の写真。

貼ってから
「嫌なモノ貼ったなぁ。」
と、思った。でも、どういうわけか、はがす気にもなれず、結局これで完成ということに。

この3人の女性、みんな私の方を見て微笑み、手に持ったものをくれようとしているんですよ。

アートセラピーなんて勉強してると、「試練=天からのギフト」というようなことを、たびたび学びます。

自分で貼った写真を見ながら、そのことを感じ、非常にイラつき、心の中で
「ギフトなんていらない!」
と絶叫。

でも、今、冷静になってよく見ると、みんな手に持っているものを、私に見せてはいるけど、
「さぁ」と、差し出しているわけではないのよね。

特に、下の、バスケットを持っている二人の女性の表情は、すごく微妙で、今もわからない。
何かをワタクシに伝えようとしているのは、確かなんだけど。

もし、口を開いたら、なんて言うんだろ?
「これ、ステキなものがいっぱい入っているのよ。」
「一緒に食べましょうよ。」

花束の女性にしても、バスケットの女性にしても、みんな、それらを「手に持っている」こと
それ自体を楽しんでいるように見える・・・。

でもねぇ、こんな大きな花束だの、ぎっしり中身が入ったバスケットだのをもらっても、
これを持って、小道をとぼとぼ歩くのはキツそうだわ。

その時、ふと、声が聞こえるような気が・・・。

「大丈夫。一緒に持って、後ろからついて行くから。みんなで行きましょう。」

あとは、私が
「うん。ありがとう。」
と言うのを待っているだけのような・・・。