アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

ワークの空気は毎回違う

2011-10-24 20:29:23 | アートセラピー
展覧会も終わり、ほっとする暇もなく、先日は、平塚市美術館での大きなワークショップでありました。

毎回、ほんと緊張するわ、ここのお仕事は。

遠くて、朝早く出ないといけないとか、身分不相応に立派な場所だとか(立派な美術館なんですよ、マジ)
いろいろあるんだけど。

終わると本気で脱力モード。

はっきり言って、今回が今年度最後のワークだったものですから、もう今年が終わってしまったかのような
解放感。
はぁ~~やれやれ。

で、感じたこと。

実は、7月に募集をかけた時、定員20名の5倍の100名の応募があったものですから、
抽選で落ちた方がいっぱいいらして、お気の毒だと思い、10月も7月と全く同じプログラムで行ったのです。

全く同じプログラムだったのに、全体の雰囲気は、すごく違ったのが驚きでした。

7月は、そこここから笑い声が聞こえるほど、活気に満ちた元気な雰囲気。
勢いがあって、一人で、4枚も5枚も描くんですよ。

今回は、雨だったせいもあるのかもしれませんが、とても静かで、ひとりひとりが真剣で夢中に描いている
という雰囲気。

同じ時間なのに、一人せいぜい2枚。
ていねいにていねいに仕上げて描くんです。

どちらが良いとか正しいとかの問題ではありませんね。

人で、こんなに違うものなのねぇ・・・。

「人」とその「人」が作る「場」の力。
不思議なものを見る思いがしました。