アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

落語会

2012-09-19 20:16:21 | 日記
過日、立川談笑さんと柳家三三さんの落語会に行きました。

お二人とも、初めて聞きましたが、三三さんはうまいわ。
声がいい。

対して談笑さんはだみ声。
でも、こちらが強烈でした。

なんとなくだらだらと話をして、そのうち
「今日は何の話をしましょうか?お客様からのリクエストにこたえます。」
と、おっしゃる。

「えー?そんなことできるの?」
冗談だろうと思っていたら、さっそく客席から声が。

「しゃぶ浜っ!」

聞いたとたん談笑師匠
「しゃぶ浜・・・きたよきたよ・・・!!」

へー、そんなに有名な演目なのかぁ・・・それにしても・・・

すると「じゃ、しゃぶ浜いきますか!」
と言いつつ、次に一言
「しゃぶ浜だけは聞きたくないっていう方いらしたら、こちらに手のひらを向けてください」

げへーっ、そんなコアな演目なのか・・だいたいタイトルやばそうよね・・
と身構えているうちに、ついに「しゃぶ浜」が始まってしまいました。

落語は、話と共に上半身の演技がものを言いますよね。

そうか覚醒剤をうつ時ってこうやるのか、なぜここまで詳しく
知っているのかっていうようなブラックな笑いの場面が続くわけ。

う~ん、ここ、笑う場面かい?
真面目なところもあるアラフィーオバサンは迷うわけ。

覚醒剤におぼれ崩壊していく夫と、それでも愛し続ける妻。

ある古典落語がベースになっていますが、現代版になっていて
なんともリアルで哀しい。

でも、最後はさすが落語。
ぐっと前向いて、人間賛歌で笑わせて終わります。

途中はかなりツライですが、機会があれば是非どうぞ。
談笑の「しゃぶ浜」