アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

絵本の力

2014-02-04 13:47:33 | 日記
昨日の、絵本に翻訳シールを貼るボランティア活動は、「シャンティ国際ボランティア会」という団体が
主催しているものなのですが、ここがすばらしいと思ったのは、単に絵本を送るだけではなく、その絵本を「活かす」
というところまで行動しているところです。

せっかく送った絵本を、みんなが読めるようにするために、まず図書館を作ったわけ。

図書館といっても、限りなく青空図書館です。
でも、図書館があるというだけで、どれほど子どもたちが喜んでいることか・・・。

そして、読み聞かせをしたりする図書館員を育成しています。
(ここが「すごい!」と思いました。)

図書館員の人の、楽しい読み聞かせに大喜びして大笑いした子どもたちは、絵本が大好きになり、
自ら読むようになっているようでした。

ほんと、むさぼるような眼で読んでましたよ。

図書館ができたことを、心から喜んでいる男の子の詩が朗読されまして、けっこう長くて、全部は
憶えてませんが、印象に残った部分に

「学校では 先生に叱られたりぶたれたりすることもあるけれど
 本は ぼくを 叱ったりぶったりしない

 穴のあいた服を着て学校へ行くと みんなに笑われるけれど
 本は ぼくを 笑ったりしない

 図書館ができた 図書館ができた

 ぼくは とても 幸せだ」

というようなものでした。

活動紹介のビデオを見ると、この男の子だけでなく、内戦や貧困で傷ついた大人や老人の心も、
絵本は癒してくれているようでした。

最近、よく思うのだけれど、絵本て、本当に深いと思います。

言葉(顕在意識)と絵(潜在意識)で、人に働きかけてくる・・・まさに「アートセラピー」ですね。