アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

名作劇場

2014-08-13 16:36:06 | 日記
うちは、CS放送に加入しています。

ゴールデンウィークや夏休みは、どこにもいかず、まったりとテレビを見るわけです。

昨日は、あの有名なアニメ「アルプスの少女ハイジ」を、ぶっ通しで放送していました。

去年のこの時期も、全話放送していました。(つまり、去年も見ました)

ハイジは、放送開始から実に40周年だそうです。

それだけみんなに愛されてきたということですね。

昨日は、ハイジがフランクフルトからアルムの山に帰ってきた辺りから見たのですが、何か、深く感動してしまいました。

とにかく、映像も美しいし、内容も美しい。

本当に、小さい子からお年寄りまで、安心して見ることができる漫画なのです。

登場人物のそれぞれが発する言葉は、希望や喜び、勇気や思いやり、そして感謝と慈しみに満ちていました。

今まで何度も見ているのに、何故か、わからなかった。

でも昨日は、ハイジやペーター、おじいさんやクララ、おばあさんやロッテンマイヤーさんの思いや言葉が、私の体全体に染み渡るようでした。

心と体の細胞が、きらきら光る美しい液体に満たされていくような、不思議な感覚。

幼い頃には、わかっていたことかもしれない。

でも、大人になって、我も出て、日々を必死に生きるようになった頃には
「ふん、あんなきれいごと」
と、捨て去っていたのだな…

五十を半ば過ぎ、子育てもほぼ終わり、人生のいろんな風景を見て、やっと、名作の中にある数々の言葉が、子供向けの物語の世界の言葉ではなくて、この世の真実を語る言葉であることを、知ったわけです。