アートセラピー「心のお絵かき」の世界

アートセラピストで妻で母で女の、楽しく豊かでゆるい人生後半日記。

子を捨てる 2

2010-03-17 14:16:40 | 青年の子育て
次男が帰宅するとすぐ、その薬を持って尋ねました。
「これ、どうしたの?」

始め次男は、皮膚の薬だとかなんとかごまかそうとしていましたが、そうじゃないでしょ、
これは精神安定の薬じゃないの、と言うと、むっとしたように黙っています。

インターネットの変なサイトからの購入でない事だけを祈りつつ、どうしたのかと問いただすと
病院に行き、そこでもらったと言う。

診察券を見せなさいと言うと、メンタルクリニックの診察券を出して見せてくれました。

少し、ほっとしました。

そして次男は、こうなったのも私がうるさいから、オレに干渉するからだと言う。

私は非常に驚きました。
めったに怒ったり怒鳴ったりすることは無いし、だいたいが本人の好きなようにさせていたはずなのに
なんで、そんなこと言われなきゃいけないの?

しかし、次男の怒りはおさまらない。

彼の言い分を聞いていると、つまり
「何時頃に帰ってくるの?」
「夕飯はどうするの?」
「今日はプラスチックゴミの日だから、ペットボトル出しなさい。」
「新学期はいつから?」

等は全て「干渉」であり、「なんでそんなこと言わなきゃいけないんだよ!」ということになるらしい。

「干渉」の概念が、私と次男はかなり違うようなのが、うすうすわかってきました。

私は、夕飯の支度とか朝食を用意する時間とかがあるから、普通に聞いているだけなのに
それが彼には
「いちいちオレに干渉してくる」
と聞こえて、それでイライラして不調になって、医者に行ったんだ、全部お母さんのせいなんだ、
ということなのです。

「もういいだろ。」
と、「さっさと部屋から出てけよ!」
と言わんばかりのすごい顔でにらみつけられ、私は彼の部屋を出ました。


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