アンケート その２

「アートセラピーの全国実態調査」というのですって。

すごいわね。
実体がよくわからないものを、よくわからないからこそ、調査するんでしょうが、
それにしても、大変そう・・・

なにせ、守備範囲も広いし、形態も様々だと思うし。

でね、いきなりのアンケート依頼ですから、その趣意書みたいなのが入っているんですが
それが、とてもよくできているのです。

アートセラピーとその実態いうものについて、とてもわかりやすく書かれている上、
大変希望に満ちた内容なので、一部抜粋してご紹介したいと思います。


「近年の日本社会では、精神疾患者や自殺者の増加、そして虐待児の増加が顕著であり、
さらには大規模事故や大震災も発生し、心理的支援の一層の充実が求められています。

アートセラピーは様々な年代の人に適用でき、また地域性や現場の環境にも
柔軟に適応することが可能とされ、従来の心理療法を補完する支援手段として、
また子育てや教育の支援、認知症予防の手段などとして、その活用が期待されています。

これまでの研究から、日本におけるアートセラピーが以前に比べて日常生活に
近いものになりつつある姿が見えてきました。

たしかに、アートセラピーを実施する者の身分や地位はいまだに確固としておらず、
実施内容や活動形態、また名称も一様ではありません。

しかし、自由であるぶん個々において創意工夫がなされ、有効な実践が積まれつつあります。

今後、アートセラピーは、地域の保健、福祉、教育分野と連携を強めながら
地域社会に根付いた息の長い貢献ができる可能性を持っていると考えられます。」


長い間、細々とアートセラピストとして活動してきた身にとっては、落涙しそうな
励まされる内容でありました。

このブログの読者様で、このアンケート受け取った同業者の方もいらっしゃるのでしょうか？