10月12日
曳山博物館(滋賀県長浜市)
長浜曳山祭は、長浜八幡宮の祭礼として毎年4月に長浜の町中で開催され、ユネスコ無形文化遺産にも指定されてます。
曳山博物館は長浜曳山祭の紹介と保存伝承拠点として、平成12年(2000年)に開館しました。
羽柴秀吉が天正年間の初めに長浜城築城と長浜の城下町を建設。この時に秀吉は、源義家の武者行列を模した「太刀渡り」という行事を行い、後に男子の出生を祝って町民に砂金を振る舞いました。その砂金で各町が曳山を作り八幡宮の祭で曳きまわしたのが曳山祭の始まりと云われてます。
この祭りのきっかけを作ったのも秀吉だったんですね~。
4月に17日間に渡って行われる曳山祭の祭礼の説明パネル。
秀吉の木造がありました。
長浜仏壇は、長浜市およびその周辺で製造される仏壇の総称で、長浜仏壇製造の創始者の家系である藤岡和泉家は曳山や山車の製造にも関わっていたそうです。
滋賀の彦根も仏壇の産地ですが、こちらはかつて武具や武器の製作に携わっていた塗師、指物師、錺金具師が仏壇製造に転向したのが起こりでした。
普段は入館料が必要な曳山博物館も、なぜかこの日は無料・・・。
それもそのはず、館内にある曳山が4基保管されてる蔵の中はからっぽ・・・。これではお金は取れませんね ww
受付の方に聞くと、この日は曳山の入れ替えの日で、来年の曳山祭で使われる曳山がこの博物館から各町内へ戻り、午後からは再来年使われる曳山が博物館に入庫されるということでした。
曳山祭で繰り出される曳山は毎年4基だそうで、その年の祭に使われる曳山と博物館展示用の曳山のローテーションを行ってるんですね。
だから、先ほど見かけた曳山は博物館から出ていったものでした。
過去記事<黒壁スクエアをぶらぶら>
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