ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

11月24日、172回目の「火曜日行動」です。

2015-11-24 20:24:04 | 火曜日
11月24日、172回目の「火曜日行動」です。








11月24日、172回目の「火曜日行動」の日がやってきました。

W選挙が終わってすぐなので、皆さんのお顔をどう見ようかと思案しましたが、日本の皆さん、いつもと変わりなく明るい笑顔でお見えになりました。



今日のレポーターは横道さんです。よろしくお願いいたします。




ー長崎さんのアピールからー

「11月17日「補助金」の裁判がありました。生野初級学校の生徒さんたちが傍聴に来てくれました。こういう所にまで子どもたちが来ざるをえないことに、大人として本当に申し訳ないと思いました。どうか配っているチラシを手にとって読んでください。


先日生野初級学校の公開授業に参加してくれた日本の高校生たちから、朝鮮学校の本当の姿を聞いた級友が、自分も一度朝鮮学校に行きたいという便りをくれました。
『出会わないこと、知らないことが、無知が、実は人を傷つけている』と話されたオモニの言葉を高校生たちは真摯に受け止めてくれました。


まだまだ理解されていないので、毎回アピールしていますが、朝鮮学校の保護者も国税、府民税、市民税を納める納税者です。政府は「高校無償化」導入の財源として、子どもの税金控除を廃止し、結果増税になったが、高校は無償化された。しかし朝鮮高校のみ「無償化」から除外され、保護者の税金だけが上がった。こんな不条理を許しはなりません。


大阪府、市の補助金は、国から一切助成されていない朝鮮学校にとって、金額は少なくても大きな支えです。それ以上に府や市と共生してきた朝鮮学校の存在を否定されたようで、子どもたちの心を傷つけました。
補助金停止という差別は最大のヘイトスピーチではないでしょうか。
「高校無償化」や自治体補助金は、恩恵などではなく、「こどもの権利条約」で国際的に認められている民族の言葉、文化、歴史を学ぶための当然の権利です。


昨日、日本軍「慰安婦」問題の集会で、韓国挺対協代表のユン・ミヒャンさんが好きな言葉を紹介されました。
『乗り越えられないと思った壁も、実は門である。たたき続けることによってやがてヒビが入り門になっていく』と。
どんなに硬い氷河も下には水が流れています。
人には伝わらないと切ってしまうと、運動は終わってしまいます。
これからもがんばりましょう。」(レポート横道)



「火曜バンド」の皆さん、初めはお二人でした。




カンさんと金栄子さん、金さんは今日も夜勤明けで家にも帰らず直接府庁前に来てくださいました。頭が下がります。金さんを見ているといつも勇気を戴きます。














仲間の皆さん、つらいときほど笑顔が良いですね。有難うございます。






美男子三銃士の登場です。



「火曜行動」のマドンナ エミさんです。




おっと!「火曜バンド」がいつの間にか4人になりました。

「もやもやも悩みも晴れて英気満つ闘う仲間の笑顔を見れば ちゅうき」    

「過てる時代の歴史学ばんと「はだしのゲン」を若きらと読む ちゅうき」

森本さんの上の娘さんが一緒に参加されました。







生野初の若いオンマです。美術評論家の白凛さんのお姉さんだということ、今日初めて知りました。







生野初のオモニ会の方々です。生野西支部の委員長もご一緒に!








大阪第4初の前オモニ会会長さんです。




南の兄弟が送ってくれた大切な横断幕です。





「火曜バンド」が5人に!池辺先生いつの間に…




方さん、昨日はご苦労様でした。盛会でしたね。尹美香代表の講演を聞いて本当に元気をいただきました。







ー大村さんのアピールからー

「旭区の「城北朝鮮学校を支える会」の大村です。支える会は150名の会員がいます。
城北朝鮮初級学校は創立56年を迎える歴史の古い学校です。校舎も朝鮮学校の中で一番古いそうです。

保健室、理科室など日本の学校にあるものが何もありません。
開放廊下なので、風や雨が吹き込んできます。教室の床、廊下は木です。
でも子どもたちはウリハッキョが大好き、友達が大好きと元気よく学んでいます。

日本の学校では当たり前の給食もありません。オモニ、アボジが朝早くからお弁当を作る負担は大変だと思います。
支える会では何かお手伝い出来ないかと考えて、何度か給食を作って生徒さんに食べてもらっています。今回で4回目になりました。

給食作りに協力してくれた友人は、初めての朝鮮学校訪問で関心を持ってくれました。いきいきと勉強している姿に感動してくれました。
生徒さんたちも大変喜んでくれて、学年ごとにお礼を言いにきてくれます。

こういう差別を許している社会を作っている日本人の一員として、本当に恥ずかしい。
大阪府、大阪市は朝鮮学校差別が間違いであると、日本人として早く気がついてほしい。
そして速やかに補助金を復活していただきたい。」(レポート横道)




大村さんがアピールされている間も、生野初のオモニ会の方々が何回も何回もビラを取りに本部の方まで来てくださいます。

向かって左二人が教え子です。一人は放送口演部で3年間ずっと一緒でした。真ん中の崔さんは今も吹奏楽頑張っています。




クッスンさんが足も痛いのに愛のキャンディを今日も運んできてくれました。





私も今日は3ついただきました。落花飴が好きです。




ーカンさんのアピールからー

「今回の知事・市長W選挙は、選挙権はありませんが、大きな関心をもってみていました。
『このW選挙の結果をもって、対立から対話の契機に』とある新聞の社説に書いていました。本当にそういうきっかけになれば良いと思います。

私は大阪府や市を相手に裁判沙汰になるとは、夢にも思わなかった。
朝鮮学校は府や市と頻繁に対話を積み重ねた結果、歴史的な経緯も理解され、朝鮮学校に対する補助金は全国で最初に行われたのです。
朝鮮学校はいつの時代も大変でしたが、今のように朝鮮学校に子どもを送るために、幾つも仕事を掛け持ちして働く親の姿を、子どもに見せることになるとは思いませんでした。


私の息子は大阪朝鮮高校ラグビー部でがんばっています。学校にシャワーはなく、ホースで水をかぶります。それでもがんばるのは、レギュラーになりたいだけでなく、一所懸命取り組むことで、「60万回のトライ」のように、朝鮮学校が人々に知ってもらえるなら、という思いが高校生なりにあるのだと思う。


朝鮮学校は日本の学校と変わらない授業を行っています。ただ、母語で行っています。最近はアジアからの観光客も多くなって、朝鮮語が聞こえると『つい反応してしまって道案内をした』と嬉しそうに報告してくれます。小さな国際交流ですね。

これからも共生の街をめざして、挫けず、めげずにがばっていきましょう。」[レポート横道)














ひょうきんな金さん、笑顔を見れば自然に笑顔になれます。





最後の〆は長崎さん、おしまいはいつものように「火曜行動の歌―この坂を上れば」の合唱です。もう百何十回歌っつています。歌えば歌うほど仲間の大切さを感じます。




いつものように駐輪所に集まり報告し合いました。






クッスンさんの足がまだ本調子じゃないので一人で大阪城公園内を歩いて帰路につきました。冬が目の前まで来ています。寒そうな風も吹き始めました。皆様、冬支度はなさっていますか?今夜から急激に冷えるそうですよ。どうぞご自愛下さいませ。来週も頑張ります。

蟻になってコツコツ岩をつついて行きますね。いつかはきっと岩が崩れることを信じて・・・

横道さんレポートお疲れ様でした。





















コメント
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