ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

田原総一郎の朝生録画を見た

2014-02-18 21:48:48 | 徒然の記
 インターネットを見ていたら、偶然都知事選時の録画にぶつかった。「朝生テレビ 田原が迫る田母神候補」、これがタイトルだ。

酷い内容だと聞いていたが、これほど醜悪なものとは今の今まで知らなかった。

「そんなら、どうやりぁ、いいんだ。」「どうすりぁ、いいんだ。」

 考える余裕も与えず、居丈高に、矢継ぎ早に、畳み掛けるように問いかける。真面目に答えている田母神氏が気の毒になるくらい、失礼極まるインタビューだった。田原よ、お前はいったい何様かと、その場にいたら怒鳴っていただろう。

 靖国参拝、憲法改正、核開発など、どれを取っても知事選に関係の薄い、厄介な質問ばかりだ。日頃は言いたい放題のテレビでも、投票前には偏った発言をしないようにと配慮するのが常識なのに、有権者に客観的情報を伝えようなど、田原は頭から考えておらず、好戦的な右翼として田母神氏を都民に見せようと、その一点での誘導尋問だ。

 それはもう、見るに耐えない下品さと、不公正さだった。みのもんたも卑しい司会者だったが、田原総一郎も劣らず人間のクズだった。どんな勢力が後ろ盾になっているのか知らないが、物言わぬ国民を怒らせたら、「奢れる者は久しからず。」だ。

 いつかそうなるに、決まっている。


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田母神氏の達見

2014-02-18 15:26:11 | 徒然の記
 都知事選のおり、外国特派員協会で田母神氏が話した言葉が強く心に残っている。
「日本の政治家には、親中派と親米派が沢山いますが、国を愛する親日派が少ないんです。」

 今後の政党の流れが変わるのだと、私は理解した。氏が意識して話したか、無意識だったのかは別にして、日本ではもう左翼とか右翼とか、そうした区分が意味をなさなくなっている。
冷戦時代のアメリカは確かに超大国で、日本を従属させていたが、中ソの侵略から守る力も持っていた。ソ連が崩壊して以来、戦後秩序といわれる体制が崩れ、世界に君臨してきた米国の力もかげりが見え始め、国際情勢が変化した。

 オバマは世界に派遣している軍を引き揚げ、国内回帰という方向へ行きつつある。早晩米国は日本の同盟国としての役割が果たせなくなり、中国と向き合う気力と国力を失っていく。というより、アメリカが日本を守ることの国益が無くなったのである。共産主義・資本主義という思想の対立がなくなれば、自国の利益追求が再び政治の主流となっていく。

 だからこそ米国は国益のため、気に入らない中国と手を結び、日本叩きにも協力する。国益というエゴのためならなんでもやるという、国際社会本来の姿、強国が弱い国を属国化した時代へと、歴史が回帰している。世界市民とか、世界国家とか、世界平和とか、左翼の甘い幻想は語り続けられるだろうが、リアリストたちは現実の残酷さに目を向けているはずだ。

世界の潮流は、早晩民族主義の台頭となるに違いない。田母神氏が分析してみせたように、政党も日本を中心にした集団と、何が何でも親中派と、弱肉強食に憧れる親米派と、大きくは3つに別れるのだろう。私はもちろん親日派だが、願わくば神州不滅とか万邦無比とか、神懸かりの民族主義に堕さないようにと、それだけを思う。

 左翼リベラルと呼ばれる反日・売国の徒が騒ぎ立てているのは、そうした時代への不安と恐怖なのだ。だからと言って、彼らのように中国の属国になり、日本人が皆殺しにされるのは真っ平だ。残虐無謀な国への併合と、日本人が作って行ける国と、どちらが良いか。問うまでもなく、答えは決まっている。

 「日本人が日本人として、過激にならず、冷静に、賢く作って行ける国。」難しいだろうが、これが一番なのだ。田母神氏は単なる自衛隊の高官でなく、ちゃんとした政治家、それもかなり優れた政治家でないかと、そう思う次第である。
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