2月11日火曜日の、動画を見た。コメンテーターは、江崎孝氏と我那覇真子さんだ。
「沖縄の声」は昨年の終わり頃から始まったと記憶しているが、男女のコメンテーターが曜日毎に担当している。とりわけ江崎氏と我那覇さんのコンビが、爽やかで楽しい。喋っていることは辛辣なのに、とぼけた味の江崎氏と我那覇さんの笑顔が、話題の暗さを吹き飛ばす。
「 師匠。」、真面目なのか、ひょうきんなのか、我那覇さんは江崎氏をこう呼ぶ。すると孫の声にでも応えるように、強面の氏が表情を和らげる。賢い彼女は、打てば響くような会話で江崎氏をサポートし、見ている者を虜にする。
番組の主題の一つは「希代の天才盲目のベートーベン」「NHKがねつ造したペテン師佐村河内」の話だった。二人の結論は、この事件を関係する個人たちの問題として矮小化せず、NHKの報道姿勢こそを問うべしというものだ。
素晴らしい報道を沢山記憶しているだけに、私は最近のNHKの偏向に失望している。民主党が国会で籾井会長を攻め立てているが、番組のねつ造や偏向の方がずっと国民に害をなす。密着取材のドキュメントで、NHKのプロたちが佐村河内のウソに気づかないはずがあろうか。素人だって察しがつくのに、政治家は故意に無視する。韓国や中国のねつ造に反論しない、焦点のずれた政党だから、期待するのも無駄だろうが、少しは江崎氏たちの意見に耳を傾けたらどうかと言いたくなる。
だが、本日の主題はこれではない。先日誰かがチャンネル桜の社長を、腕力はあるが智力がないと、言ったとか言わなかったとか、そんなブログを見た。マイナーなネット放送を国内でここまで浸透させ、外圧にめげず、台湾と沖縄に支局を作りと、これは腕力だけの人間にできることではない。チャンネル桜を貶めることは止めようと、提案したい。
日本を大切にしようという志が同じなら、内輪で批判し合うのは不毛なこと。マスコミ、政界、学会、財界と、獅子身中の害虫たちは、戦後70かけて巨大な巣作りをしている。こっちの方に目を向け、私たち保守こそが、キチンと一つになる時期なのだと、それが言いたかった。
田原総一郎に右翼といわれた水島氏を、右翼と切り捨てられた私がエールを送ることに何の不都合があろうか。頑張れ、水島社長。