ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

壊れていく自由民主党 - 18 ( 「CDBC」希望の話 ? ) 

2025-02-28 15:21:04 | 徒然の記

 〈 令和6年12月17日 【ぼくらの国会】「増税派の主張は正しいのか」〉

 本日の動画は、青山氏の自慢話の部分です。省略しても良いのですが、息子たちと訪問される方々には紹介したいと思います。

 これはそのまま、中断している「自由民主党への疑問」シリーズにつながり、必要のない自慢話に目をつむれば、「海洋資源開発問題」を含め重要なことが述べられています。あえて追加しました。

  ・人間の歴史は、常にテクノロジー ( 技術 ) でひっくり返ってきた

  ・産業革命では、労働自体がひっくり返ってしまった

  ・直接関係ないように見えるが、人が月に降り立ったというテクノロジーで、人間の死生観、生き方、社会の仕組みなどが大きな変動を受けた

  ・だから自分は、テクノロジーを考えないと経済学も未来が無いと思っている

  ・自分が慶應大学の文学部を去って、早稲田の政治経済学部の経済へ進んだのは、経済とテクノロジーの関係を考えたためだった

  ・ちなみに、早稲田の政治経済学部の入試で数学が必須科目になったが、これはすごく正しい。近代経済学で単に数式を扱うということでなく、テクノロジーを入れないといけないからだ

  ・2030年に「量子コンピュータ」と「完全暗号」が姿を表すというのは、目の前のことであり、経済学自体がものすごい変化を目前にしていることになる

  ・だから経済学、経済学者は、これを予測して国民の税負担率の問題を考えなくてならない。税に対するあらゆる国民の大きな不満に対して、「量子コンピュータ」と「完全暗号」というテクノロジーの変化をヒントにして考えを改めなければならない。

  ・これだけ働いて、どうしてこれだけも税金を持っていかれるのかという鬱積した不満を、特定の富裕層を除いて多くの国民が抱いている現在、「量子コンピュータ」、「完全暗号」、「CDBC」という大きなテクノロジーの変化というヒントがあっても、今までの仕組みを守りたいという考えの人間たちがいる。

  ・「海洋資源開発問題」を見ても分かるが、高水圧に耐える海中ロボットが発達し、海底資源が取れるようになっているのに目を向けない。

  ・日本は領海とする海の広さが世界で6番目に広く、隠れた資源大国である。

  ・メタンプルーム、メタンハイドレートだけでなく、レアアース、レアメタル、コバルトリッチクラスト、マンガン団塊、熱水鉱床、金銀銅を含む熱水鉱床を、全部合わせて実用化していくのが当然で、そこにこそ何十兆円という予算を投入しなければならない。

  ・それを僅かな予算で済ませているのは、今までの、資源を輸入するという仕組みで生きている、その生活をやめたくないからである。自分は本当は、これを既得権益と言っている。

 スペースの節約をやめ、ここからは再び氏の言葉で紹介します。

  ・ですから「CBDC」についても、同じことが必然的に起きています。現に「CBDC」は誹謗中傷の対象になっていて、そういうトレンドにされていることを感じます。

  ・しかし現実には、官民合わせて実際の話になっているということを、他の場所では語られないので、税の国民負担率の問題に関してこういう希望があるということを、あえて話しました。

 隣に座って話を聞いていた三浦秘書が、ここで質問をしました。

  ・「CBDC」の推進に特化した議連というものは、あるんですか。

 自由民主党が本気なら、特化した議連が作られるのが自然な話です。興味深い氏の答えを紹介します。

  ・ないね。しかしメンバーを見てほしい。

  ・会議の司会進行をしている大野敬太郎さんは、こういうことに前から熱心に取り組んでいる人で能力のある人です。

  ・渡海紀三朗さんは、今は政治改革本部長ですけれど、前は政調会長だったでしょ。

  ・なかなか表には出ないけれども、これが自由民主党の良い面で、こういう先端的なことに関わっている人が少なからずいるということです。「CBDC」の推進に特化した議連がなくても、量子技術推進連盟があればここから提言が出せますからね。

  ・英国は「CBDC」について財務当局と検討していて、おそらく世界で一番進んでいます。

  ・中国は人民元が弱いので、それに替わるものとして「CBDC」を試行錯誤しながら検討しています。14億の国民の生活が電化していなくても、決済についてだけ電化しようとしています。独裁の共産主義国家ですから、本気になれば進むのは早いだろうと思います。

 以上で動画の全てを紹介しました。氏は希望の話と言っていますが、現金が全てなくなり、決済が全部カードになるという暮らしが古い頭の「ねこ庭」には想像ができません。サブタイトル (「CDBC」希望の話 ? ) に疑問符を付けたのは、その意味です。

 次回は、青山氏の話を聞いた視聴者の反応を二つ紹介します。一つはこの動画の視聴者のコメント群で、今一つは昨日見つけた別の動画のコメント群です。青山氏を支援する人々と、批判する反青山の人々のコメントになります。

 二つの相反するコメントを紹介するのは、惑いつつ、躊躇いながら検討作業を進めている「ねこ庭」の自分を見る気がするためです。面倒と思われる方は、スルーしてください。

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