〈「壊れていく自由民主党」のまとめ 〉
昭和30 ( 1955 ) 年に保守合同をし政権党となった自由民主党は、内部の対立はあっても右と左がバランスを保っていました。
安倍氏が銃撃されて亡くなったのち、岸田氏と菅義偉氏が外国勢力の脅しに負け、リベラルの石破氏を総理にしてから一気に党が左に傾き、左右のバランスが崩れてしまいました。
石破氏が首相になったのは氏の責任でなく、党内のリベラル議員たちが保守派を排除した結果です。しかも排除された保守派の議員たちが、利権と金を優先し、国民のための政治を二の次にしていた事実が明るみに出ました。
一連の現象を眺めて「ねこ庭」は「壊れていく自由民主党」と言い、党が壊れていくと言うことは、日本が壊れていくことにつながるとの危機感を抱きました。
2月14、15、16日とブログを3日間休み、答え探しのため新聞とネットの動画を見て、三人の保守言論人を見つけました。見城徹、井川意高、佐藤尊徳の3氏です。そのおかげで、同じ保守論人に少なくとも二つの大きなグループがあることを知りました。
・見城徹、井川意高、佐藤尊徳氏等・・・故安倍氏を評価する仲間
・山口敬之、門田隆将、高橋洋一氏等・・・高市氏を総理にするのが目的の仲間
同じ保守でも頻繁に意見を交換したり行動していないところが、西田氏と青山氏の関係に似ています。
検討作業を振り返り、どんな「まとめ」をすれば良いのか。20回を「まとめ」るのは困難ですが、「戦後日本史の大河」の一部として眺めると簡単でした。
・自由民主党は、壊れているのではない。
・日本の保守政党は保守合同する以前から、何度も争い、分裂して崩壊しそうな危機を乗り越えてきている。
・GHQに7年間統治されて以来、アメリカ、ソ連、中国の反日勢力が日本に浸透し、政治と経済に強い影響力を及ぼしているが、目新しい話でなく、戦前の日本にも彼らは手を伸ばしていた。
・情報の自由な社会になり、外国勢力の関与が国民の目に見えるようになったため、介入の事実が目立つだけの話だ。
・だから国民と保守政治家が協力すれば、現在の政治の混乱は必ず収束し、「戦後レジームからの脱却」は可能だ。
息子たちと「ねこ庭」を訪問された方々には、強がりの豪語と思われるかもしれませんが、そうではありません。
1億2千万人の国民が、「東京裁判」で失わされたご先祖への敬愛と感謝の念と、日本の文化と伝統への誇りを取り戻せば、保守政治家と協力して「戦後レジームからの脱却」ができると考えます。
紛争と対立の社会は、必ずいつか収束し平和になります。しかしやがてその収束と平和に新しい紛争と対立が生まれ・・と、人間社会はこの繰り返しの歴史でした。
正 ー 反 ー 合、 正 ー 反 ー 合 の繰り返しを、西洋では弁証法という名前で呼ぶそうですが、「ねこ庭」は平家物語の「諸行無常」の思考で考えます。
奢れる者は必ず滅び、別の新しい権力者が生まれ、その権力者が庶民の平和と幸福をもたらしますが、やがて人間の性 ( さが )として奢れる者に変わる。すると別の権力者が生まれ・・・という繰り返しです。
「戦後日本史の大河」だけでなく、「日本史の大河」と「世界史の大河」を眺めますと、現在の日本に失望する気持ちが無くなります。
しかし眺めているだけでは、国民の幸せと平和は訪れませんので、今を生きている者は親や子や兄弟たちのため頑張らなくてなりません。
どんな風に頑張るかと言いますと、鍵を握るのはやはり国のリーダーである政治家です。私たち国民は、それぞれの立場で政治家への提言と励まし、いわゆる「草莽崛起運動」が役目です。
青山氏は、政治家は国民の代理人だと謙遜して言いますが、社会を動かす法律を作るのですから、専門の知識だけでなく仲間を動かす力が不可欠です。愛国心と研鑽がなければ出来ない仕事です。
青山氏が国民に敬意を表しているのならそれで良しとし、私たち国民が国のリーダーである政治家に敬意と感謝を忘れないようにすれば釣り合いが取れます。
「草莽崛起運動」の一つとして、「ねこ庭」は青山氏と西田氏に何を提案するのか。これが今回の「まとめ」です。
一回で終わる予定でしたが、スペースが無くなりました。もう一度頭の整理をするため一区切りさせて頂き、続きを次回に伸ばすことをご容赦ください。