よく行っていた温泉が以前倒産して今度再開する事を知り、出かけることにしました。
昨年秋に安比の温泉にて父にばったり倒れられたので、しばらく温泉行きを躊躇していたのですが、先日の車事故の精神的ショックを癒す目的もあり、数か月振りの温泉ドライブに父と主人と私は張り切ってのお出かけとなりました。
ところが、再開した温泉は・・・これは前途多難・・・と感じたのは私だけはないようです。
私たちも他のお客様も、以前の温泉が復活したものと信じてやってきたのですが、現実は全く違っていたのです。
大手企業ができる事と小さな新会社ができる事は当然違ってはくるのですが、
残念なのはその付加価値を見つけられなかった事でした。
「80個も脱衣カゴを置いてあるのに、どうして風呂桶は蛇口の数(7~8)しかないんだ?そんな中に30人はいたぞ、みんなどうしたらよいか困っていたよ」と主人。
笑い話のようだけど、実は女湯も同じ事が起きていたのです(汗
「桶なら、100円ショップで揃えたっていいのにね、問題はそれに気がついていないこと」
そんな間違いがあちこちで見受けられました。
「アンケート箱があったらいろいろ気付いた事書いてあげたんだけどなあ」
結果、私たちはとても残念に思いながら早々に引き揚げて帰って来ました。
復活の夢を叶えたのはすごいと思います。
しかし、本来それはお客様のためでなければならないと思うのです。
帰り道々、私は自分のやろうとしている事業計画を本当にお客様のためになるものにするためにはもっともっと時間をかけて綿密に練って準備する必要があると痛切に感じたのでした。
決して自己満足ではいけないってことも。
思いと現実がひとつ同じ形になって初めて成功と言うんだって事をあらためて考えさせられた日でした。