田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

もうすぐ雨

2007-06-24 00:54:59 | Weblog
6月23日土曜日
●PCを笈のごとく背負って街にでる。
昔、シナリオ研究所の4期生だった頃「カメラ万年筆論」が華やかだった。よくは覚えていないが、カメラを万年筆のように使って自分の思想を表現しよう。そうした、主旨だったと思う。後で、インターネットで調べてみよう。いい時代になった。あやふやな記憶はすぐPCで再確認できる。記憶力の低下を嘆かなくてすむ。背中に万年筆とノートそして百科事典、などなどを持っていると思うとこころ強い。いやいや世界中の図書館が味方だ。思想とまではいかないが、目についたことや、そのつど頭をよぎった考えを気軽に書きとめておくことが出来る。小さな田舎町の人々の生活を記録していこう。GGは字義どおりノート型PCを背負って街にでて、スケッチをしよう。
●造花の花に水をくれている。鉢植えの造花のバラやユリの花に水を定期的に水をやっている家がある。すごくおもしろいと思った。古くは「たまごっち」。もろもろのゲーム感覚で動物や植物を育てている。あの感覚なのだろう。
●今のところ空梅雨。炎暑だ。街を行くひとがすくない。暑すぎる。この田舎町はわたしのためだけにある。お寺のこんもりとした桜の緑。その木陰でPCを開く。陽光をさえぎってくれるので涼しい。蝉にはまだ間がある。ぢ虫が鳴いている。
●通りの側溝の流れが豊だ。川の流れる音が暗渠のところどころにはめ込まれた鉄格子からたちのぼってくる。すこし生臭いニオイがするのさえうれしい。これが自然なのだ。
●いつもの家の、いつものラブラドールがすっかりわたを覚えてくれた。しっぽをふってあいさつをしてくれる。あれ、隣の家のバラは萎れているな。雨が降るだろうと水をやらなかったのかな。
●田舎町はもうじき雨が降りだすだろう。