田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

日光で野生の猿にあう。 麻屋与志夫

2009-04-01 16:52:15 | Weblog
4月1日 水曜日

●日光に行った疲れで今日は一日、外に出る気力もなかった。

●ひねもすパソコンに向かってネットサーフィンをして遊んだ。

●カミサンと孫娘はマックラの滝への往復にであった野猿の群れについて話し合っている。
キッチンから華やいだ笑い声が聞こえてくる。
老夫婦だけの生活になれたわたしにはうれしい雰囲気だ。

●さすが日光猿軍団で知られただけのことはある。
滝への道の両側。熊笹の生えた斜面を猿の群れが移動している。
笹がざざっと音たてていた。
風の吹く音ではない。
猿の動き回る気配だった。

●帰り道でのことだった。
舗道の中央に数匹の猿がうずくまっていた。
横になっている猿がいた。
わたしは一瞬車にでも轢かれたのかとおどろいた。
でも、ここへは車は入ってこられない。
近寄って見るとノミとりをしていた。
のどかな光景だった。
「かわいいものだ」後ろのカミサンに声をかけた。
いない。
かなりの距離をおいて、こわいこわいと孫娘といっしょに手をふっている。

       
       
●華奢ではあるが気丈なカミサンにも苦手なものがある。
猿がそうだった。
去年もこの辺で会った猿に怯えた。
夜になってうなされたほどだ。

●「あらたった。あらたった」とわたし流の掛け声をかけながら前進した。
猿は「おや人間がくるぞ」というように振り返った。
ゆっくりと熊笹のなかに消えていった。

●この春から高校生になる孫娘にはいい思い出ができた。
まだうれしそうに、カミサンと話している。
カミサンの笑い声もますます若やいできた。




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ああ、快感。


日光への小さな旅  麻屋与志夫

2009-04-01 01:57:13 | Weblog
4月1日 水曜日

●昨日は、日光にでかけた。といっても、わずか電車で20分くらいの距離だ。朝9時、T歯科。抜歯したあとの消毒をしてもらった。それから待ち合わせの場所にいそいだ。

●JRの駅で待つこと数分カミサンが大きくなった孫娘のAチャンを連れてやってきた。孫の成長はどうしてこうも早いのだろう。カミサンは若造り。わたしの上だけに、時はどうしてこうも早く流れていくのか。わたしだけどんどん年をとっていく。

●息切れはする。その他もろもろの心配ごとをかかえての日光への小さな旅だ。この心配ごとは具体的には書けないが、やはり年を重ねるとともにやってくることだからあまり気にしないようにしている。

●霧降の滝の観瀑台は早春の風が心地よく吹いていた。何枚かカミサンがピクチャを撮った。食事のあと隠れ三滝の一つ真っ暗の滝まで歩くことにした。息を切らせながら二人の後からついていくのは大変な苦労だった。孫のAは上さんより10センチは大きくなっていた。なにか女同士の会話ができるようで、後ろから見ていても幸せ一杯の感じが伝わってくる。ことし高校生になるので、孫にはいい思い出となるだろう。

       

       

●マックラの滝は渇水期で、この前、訪れた時よりあまりに水の量が少ないので驚いた。今年は雪も少なかったのだろう。ふたりは滝壺のほうまで勇敢に歩み去った。わたしは苔の生えた石に掛けた。もうこれ以上は歩けない。老いたものだ。

       

       

●いや、老いたわけではない。年不相応の運動をするからだと自分にいいきかせた。締めて25000歩ほどの山歩きだった。山歩きといってもほとんど舗装された道だが、斜面の上がり下りのきつさには変わりがない。

●カミサンはいくら体重が軽いからといっても、その健脚ぶりにはいつもおどろく。たいしたものだ。全然かなわない。

●家に帰ってから「星の砂」に発表した「パソコンの中のアダムとイブ」を開いて見た。255人の人が読んでくれていた。うれしかった。このブログで昨日紹介がてらPRしておいたからだろう。これからもよろしくお願いします。

●理沙子のほうはいま少し休ませて下さい。ごめんなさい。




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