田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

負けた/夕日の中の理沙子(2)  麻屋与志夫

2009-04-06 22:53:41 | Weblog
このとき黒い森がふいに爆発した。

いや黒い無数の飛翔体が夜空に飛び立った。

コウモリのむれだった。

「われらの負けだ」

「ルー。まって」

「姉妹なかよくな」

翔太にはねあげられた姿勢のまま羽を伸ばしルーはコウモリのむれにくわわった。

「なにがおきた」

「兄たち三人は森で戦うRFに脳波で指令をだしていたの。ルーがわたしに気をとら

れてここに駆けつけたから――その能力が機能しなくなったのよ」

結果的には翔太はミヤの一族を助けたことになる。
 




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ああ、快感。