6月17日 月曜日
●新鹿沼で下車する。
そして自宅まで20分ほどかけて歩く。
蓬莱町に一匹のゴールデン・レトリバーいる。
かれこれ17年くらいまえからだ。
わたしたちが、とおりかかると、小屋からでてきて挨拶してくれる。
かるく楽しげに吠える。
「お帰りなさい」といわれているようで、なんともうれしい歓迎の吠え声だ。
尻尾をちぎれんばかりにふる。
「犬も飼いたいね」
「飼うんだったらこの犬とおなじも。ゴールデン・レトリバーだ」
●そのワンちゃんが吠えなくなった。
小屋からよろよろと健気にも這い出してくる。
でも、声が出ない。
よたよたした動きでいまにも倒れそうだ。
●かなりの高齢なのだろう。
どうしてわたしたちに挨拶してくれるのだろう。
カミサンの少し甲高い、たが澄んだ声がすきだったらしい。
カミサンとわたしの話し声に反応して小屋をでてくる。
●昨日はカミサンがそっと頭をなでてやる。
左足をあげた。
必死でオテをした。
●カミサンはあたまをなでやった。
さしだした手をそっとにぎっていた。
●「もうおむかえがきているのよ」
カミサンは涙ぐんでいた。
今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
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蓬莱町に一匹のゴールデン・レトリバーいる。
かれこれ17年くらいまえからだ。
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かるく楽しげに吠える。
「お帰りなさい」といわれているようで、なんともうれしい歓迎の吠え声だ。
尻尾をちぎれんばかりにふる。
「犬も飼いたいね」
「飼うんだったらこの犬とおなじも。ゴールデン・レトリバーだ」
●そのワンちゃんが吠えなくなった。
小屋からよろよろと健気にも這い出してくる。
でも、声が出ない。
よたよたした動きでいまにも倒れそうだ。
●かなりの高齢なのだろう。
どうしてわたしたちに挨拶してくれるのだろう。
カミサンの少し甲高い、たが澄んだ声がすきだったらしい。
カミサンとわたしの話し声に反応して小屋をでてくる。
●昨日はカミサンがそっと頭をなでてやる。
左足をあげた。
必死でオテをした。
●カミサンはあたまをなでやった。
さしだした手をそっとにぎっていた。
●「もうおむかえがきているのよ」
カミサンは涙ぐんでいた。
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