6月12日 木曜日
●鹿沼は、朝から雨。
三日ほど前、まだギックリゴシになっていなかった。朝の散歩に出た。
いつもは、カミサンが一緒なのだが。喉を腫らしている。
薔薇の世話もいそがしそうだ。
とても、散歩にさそえる雰囲気ではない。
今朝のように、朝から雨が降っていたり、
ギックリゴシで歩行困難だったら、
諦めて部屋で好きなクーンツを読んでいるのだが――。
●「今日はおひとりですか?」
「オクサンハ」
などとすれちがう人が声をかけてくれる。
この鹿沼で50年。
半世紀も進学塾「アサヤ塾」を主宰してきている。
教え子だって定年をすぎている。
知り合いが多い。
●府中橋をわたって左折。
黒川沿いに北上する。
広い歩道で、安心して散歩をたのしめる。
川は濁っていた。
音をたてて流れている。
濁流のなかでキラッと光るものがある。
なにかしら、と見つめ直すと、ペットボトルだった。
浮きつ沈みつしながら、数本のボトルが流れていった。
●例弊使街道なので「御成橋」。
日光参拝の勅使が渡ったので「御成り」と命名されたらしい。
おもいもかけず、青鷺が目前を飛翔した。
いつも見かける青鷺だ。
えっ、こんなに大きかったのだ。
おどろいた。
くるくるくるというような羽音をさせて下流に、
今渡って来た府中橋のほうに飛んでいった。
●ここから、500メエトル上流の河川敷に数軒の家がある。
この水で冠水することはないのだろうか。
ふいに心配になった。
わたしの「クノイチ48帝都の闇に散る」のプロローグで、
甲賀忍者の百々百子(どどももこ)が、
野州は鹿沼忍者にスケットを依頼するために、
おとずれた忍者がある。
もちろん、わたしの創作だが、
それにふさわしい佇まいのだ。
無事なのだろうな。
●今朝は朝から雨。
クーンツの「オッド・トーマスの受難」でも読もう。
今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。
皆さんの応援でがんばっています。
にほんブログ村
古い怪談のある栃木。いま新しい怪談誕生。恐怖、戦慄保証付き
栃木には大中寺の七不思議がある。特に『馬首の井戸』や、秋成の日本吸血鬼物語の嚆矢(こうし)ともいわれている『青(あお)頭巾(ずきん)』は有名だ。―― その土地は、いま外来種ル―マニヤ吸血鬼の侵攻(しんこう)を受けている。吸血鬼監察官の文子と龍之介は敢然(かんぜん)とその敵に立ち向かう。龍之介のジイチャン翔太も愛する九(きゅう)尾(び)玉(たま)藻(も)と、命がけの抵抗をする。二組の恋人同士が最後にたどりついた境地(きょうち)、1000年の時空(じくう)を超えた愛の不滅(ふめつ)の物語。あなたは恐怖し、そして純愛に涙する。
●角川ブックウォーカー惑惑星文庫で検索してください。
はじめの4ページくらいは立ち読みコーナーがあって気軽に読めますよ。
ブログとは違ったGGの小説の文章を読んでみてください。
●鹿沼は、朝から雨。
三日ほど前、まだギックリゴシになっていなかった。朝の散歩に出た。
いつもは、カミサンが一緒なのだが。喉を腫らしている。
薔薇の世話もいそがしそうだ。
とても、散歩にさそえる雰囲気ではない。
今朝のように、朝から雨が降っていたり、
ギックリゴシで歩行困難だったら、
諦めて部屋で好きなクーンツを読んでいるのだが――。
●「今日はおひとりですか?」
「オクサンハ」
などとすれちがう人が声をかけてくれる。
この鹿沼で50年。
半世紀も進学塾「アサヤ塾」を主宰してきている。
教え子だって定年をすぎている。
知り合いが多い。
●府中橋をわたって左折。
黒川沿いに北上する。
広い歩道で、安心して散歩をたのしめる。
川は濁っていた。
音をたてて流れている。
濁流のなかでキラッと光るものがある。
なにかしら、と見つめ直すと、ペットボトルだった。
浮きつ沈みつしながら、数本のボトルが流れていった。
●例弊使街道なので「御成橋」。
日光参拝の勅使が渡ったので「御成り」と命名されたらしい。
おもいもかけず、青鷺が目前を飛翔した。
いつも見かける青鷺だ。
えっ、こんなに大きかったのだ。
おどろいた。
くるくるくるというような羽音をさせて下流に、
今渡って来た府中橋のほうに飛んでいった。
●ここから、500メエトル上流の河川敷に数軒の家がある。
この水で冠水することはないのだろうか。
ふいに心配になった。
わたしの「クノイチ48帝都の闇に散る」のプロローグで、
甲賀忍者の百々百子(どどももこ)が、
野州は鹿沼忍者にスケットを依頼するために、
おとずれた忍者がある。
もちろん、わたしの創作だが、
それにふさわしい佇まいのだ。
無事なのだろうな。
●今朝は朝から雨。
クーンツの「オッド・トーマスの受難」でも読もう。
今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
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栃木には大中寺の七不思議がある。特に『馬首の井戸』や、秋成の日本吸血鬼物語の嚆矢(こうし)ともいわれている『青(あお)頭巾(ずきん)』は有名だ。―― その土地は、いま外来種ル―マニヤ吸血鬼の侵攻(しんこう)を受けている。吸血鬼監察官の文子と龍之介は敢然(かんぜん)とその敵に立ち向かう。龍之介のジイチャン翔太も愛する九(きゅう)尾(び)玉(たま)藻(も)と、命がけの抵抗をする。二組の恋人同士が最後にたどりついた境地(きょうち)、1000年の時空(じくう)を超えた愛の不滅(ふめつ)の物語。あなたは恐怖し、そして純愛に涙する。
●角川ブックウォーカー惑惑星文庫で検索してください。
はじめの4ページくらいは立ち読みコーナーがあって気軽に読めますよ。
ブログとは違ったGGの小説の文章を読んでみてください。