俺には人と人のつながりが見える。
頭から放射線状に沢山の線が出ている。
AさんとBさんが知り合いの場合、線はAさんとBさんで繋がっている。
知っている程度の知り合いでも線は繋がっている。(これは自分の頭上からの線の繋がり方の経験則による。)
そんな俺が不思議を感じた。
(まあ、この現象自体が不思議なのだが。)
ある日、全く頭上から線の出ていない女性に気づいた。
20代、なかなかの美人。
俺の職場であるバーに、決まって水曜9時に飲みにくる。
何回かやってくれば挨拶ぐらいはする。
しかし、不思議な事に彼女と俺に線が繋がらない。
いくら世間話をして、彼女の人となりを知り、自己紹介を重ねても、線が繋がらない。
そんなある日、彼女がお店にやってきた。
楽しく世間話なんぞをし、彼女は帰っていった。
バイト君に店をまかせ、彼女をつけてみた。
線をたどれば良いのだが、相変わらず、線は繋がっていない。
彼女は歩いて帰っていく。
アパートはこの近くと言っていた。
なのに公園に入っていく。
この公園は都会のど真ん中にある、巨大な敷地を誇る公園だ。
奥へ奥へと入っていく。
誰もいなくなった瞬間、くるりと彼女は振り返った。
「この時がきました。」
「な、なに?」
「私は未来から来たタイムマシーンです。つまりロボットです。」
「?」
「あなたは20年後連続殺人を起こします。
34人の命が失われます。
私の開発者の奥様が被害者の一人となります。
未来のあなたは服役中です。
私の開発者は警察関係にも十分な影響力をもっています。
開発者の手元に未来のあなたはいます。
犯罪を起こす前ですが、過去のあなたの身柄を拘束し、未来に連れていきます。
あなたはこの世界では失踪。
未来のあなたは過去のあなたが到着次第即刻、死刑です。
そしてあなたは未来世界で軟禁です。
理解できましたか?」
「お、俺は何もしていないぞ。」
「でも、やるんです。
こうすることで連続殺人は起こりません。
開発者の奥様も助かります。
タイムパラドックスなど関係ありません。」
頭から放射線状に沢山の線が出ている。
AさんとBさんが知り合いの場合、線はAさんとBさんで繋がっている。
知っている程度の知り合いでも線は繋がっている。(これは自分の頭上からの線の繋がり方の経験則による。)
そんな俺が不思議を感じた。
(まあ、この現象自体が不思議なのだが。)
ある日、全く頭上から線の出ていない女性に気づいた。
20代、なかなかの美人。
俺の職場であるバーに、決まって水曜9時に飲みにくる。
何回かやってくれば挨拶ぐらいはする。
しかし、不思議な事に彼女と俺に線が繋がらない。
いくら世間話をして、彼女の人となりを知り、自己紹介を重ねても、線が繋がらない。
そんなある日、彼女がお店にやってきた。
楽しく世間話なんぞをし、彼女は帰っていった。
バイト君に店をまかせ、彼女をつけてみた。
線をたどれば良いのだが、相変わらず、線は繋がっていない。
彼女は歩いて帰っていく。
アパートはこの近くと言っていた。
なのに公園に入っていく。
この公園は都会のど真ん中にある、巨大な敷地を誇る公園だ。
奥へ奥へと入っていく。
誰もいなくなった瞬間、くるりと彼女は振り返った。
「この時がきました。」
「な、なに?」
「私は未来から来たタイムマシーンです。つまりロボットです。」
「?」
「あなたは20年後連続殺人を起こします。
34人の命が失われます。
私の開発者の奥様が被害者の一人となります。
未来のあなたは服役中です。
私の開発者は警察関係にも十分な影響力をもっています。
開発者の手元に未来のあなたはいます。
犯罪を起こす前ですが、過去のあなたの身柄を拘束し、未来に連れていきます。
あなたはこの世界では失踪。
未来のあなたは過去のあなたが到着次第即刻、死刑です。
そしてあなたは未来世界で軟禁です。
理解できましたか?」
「お、俺は何もしていないぞ。」
「でも、やるんです。
こうすることで連続殺人は起こりません。
開発者の奥様も助かります。
タイムパラドックスなど関係ありません。」