荷物が送られてきた。
差出人不明。
中身は最新スマートフォンとメモ。
そのメモにはこう書いてあった。
「ただのスマートフォンではありません。その端末を介して何にでもアクセス出来ます。
行動するかしないかはあなた次第。」
行動するかしないかはのくだりは意味が分からないが、まあいいか。
次の日、機種変更を行い、電源を入れる。
ふつうのスマートフォンだ。
非通知の電話がかかってきた。
いつもは無視するが電話に出た。
「もしもし?」
「マスター何なりと命令をお受けします。」
「マスター?命令?おたく何言ってるの?」
「もうしおくれました。私はこの電話のAIです。
メモにも書かれていたとおり、どこにでもアクセスする事が可能です。
そしてアクセス出来るということは、いかようにでも操作することが可能です。
本当は高度なプログラム知識が必要な事ですが、会話によって指示する事ができます。」
「えっと、話がうまく飲み込めない。
えっと何のために、こんな手の込んだことをしているのか?」
「メモにも書かれていたでしょう。
行動するかしないかはあなた次第って。
使いますか、使いませんか?」
「つ、使ってみるよ。
じゃあさー今から家に帰るから、信号全部青に出来るの?」
「お安いご用です。」
なるほど、車は一度も赤信号につかまらなかった。
「ちなみにちょっと考えたんだけど、例えば、例えばだよ、銀行に侵入して、全顧客の金利計算の切り捨てた四捨五入分を拝借して、スイス銀行かなんかに送金して、足跡をすべて消す、なんて事も出来るの?
「出来ます。しかし、私の判断で犯罪を感じた場合、私は使えなくなります。
不正アクセス事態も犯罪ですが、まあ、あくまで私の判断になりますけど。」
なんて融通のきくAI。
次の日
「じゃあさー、またちょっと考えたんだけど、犯罪組織の行動資金を全部寄付しちゃうってのはどうなの。
ただ、僕も食べて行かなくちゃならないんで、仕事に対する報酬としてちょっといただけないかな?」
「おもしろいですね。報酬分も考えます。」
このやりとり実は、中継され、たくさんのエイリアンに娯楽として楽しまれていた。
どういうことか?
こんな機械は当然人類では作り出せない。
ふつうの人類がこの機械を手にしてどう考え行動するかをみる。
どっきりテレビみたいなものだった。
差出人不明。
中身は最新スマートフォンとメモ。
そのメモにはこう書いてあった。
「ただのスマートフォンではありません。その端末を介して何にでもアクセス出来ます。
行動するかしないかはあなた次第。」
行動するかしないかはのくだりは意味が分からないが、まあいいか。
次の日、機種変更を行い、電源を入れる。
ふつうのスマートフォンだ。
非通知の電話がかかってきた。
いつもは無視するが電話に出た。
「もしもし?」
「マスター何なりと命令をお受けします。」
「マスター?命令?おたく何言ってるの?」
「もうしおくれました。私はこの電話のAIです。
メモにも書かれていたとおり、どこにでもアクセスする事が可能です。
そしてアクセス出来るということは、いかようにでも操作することが可能です。
本当は高度なプログラム知識が必要な事ですが、会話によって指示する事ができます。」
「えっと、話がうまく飲み込めない。
えっと何のために、こんな手の込んだことをしているのか?」
「メモにも書かれていたでしょう。
行動するかしないかはあなた次第って。
使いますか、使いませんか?」
「つ、使ってみるよ。
じゃあさー今から家に帰るから、信号全部青に出来るの?」
「お安いご用です。」
なるほど、車は一度も赤信号につかまらなかった。
「ちなみにちょっと考えたんだけど、例えば、例えばだよ、銀行に侵入して、全顧客の金利計算の切り捨てた四捨五入分を拝借して、スイス銀行かなんかに送金して、足跡をすべて消す、なんて事も出来るの?
「出来ます。しかし、私の判断で犯罪を感じた場合、私は使えなくなります。
不正アクセス事態も犯罪ですが、まあ、あくまで私の判断になりますけど。」
なんて融通のきくAI。
次の日
「じゃあさー、またちょっと考えたんだけど、犯罪組織の行動資金を全部寄付しちゃうってのはどうなの。
ただ、僕も食べて行かなくちゃならないんで、仕事に対する報酬としてちょっといただけないかな?」
「おもしろいですね。報酬分も考えます。」
このやりとり実は、中継され、たくさんのエイリアンに娯楽として楽しまれていた。
どういうことか?
こんな機械は当然人類では作り出せない。
ふつうの人類がこの機械を手にしてどう考え行動するかをみる。
どっきりテレビみたいなものだった。