-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

畑沢の春が深まった。

2018-05-01 20:12:03 | 近況報告

 畑沢の春が早く推移しているというので、いつもよりも早くタラノ芽を採りに行きました。この日も暑くなり、25度を超えた気がします。まだ、背炙り峠を通れませんので、尾花沢を廻って古殿に入ると、幟を立てているお二人が見えました。話をしていると、私よりも三つ年上の常盤中学校の先輩たちでした。先輩たちの話によりますと、この日は古殿のお祭りだそうです。正一位稲荷神社と書いてありますので、稲荷神社のお祭りがあるのは分かりますが、ここには四つの社があるそうです。稲荷神社の外にも三つあることになりますが、一緒にお祭りとのことでした。

 私が着いた時には、既に神主さんのお払いが終わっていました。畑沢と同じく荒町の金剛院が来て下さったそうです。ところで、古殿の先輩たちが、残念そうに「この幟をこの木に立てるのは今年が最後だ。来年からは木ではなくてポールになる」とおっしゃっていました。祭を実行する人たちが老齢化したので、大きな木の棒を立てるのが困難になって来たのだそうです。

 そう言えば、畑沢ではとっくに木の棒を止めただけでなく、幟そのものを止めました。木の棒の直径は最下部で20cmぐらいあり、長さが10mもありそうに見えます。確かに大変な作業ですからしょうがありません。普通、重ければ「てこの原理を」を利用して負担を軽くなるようにするのですが、幟を立てる時は、てこの原理を全く逆にして負担を重くする形で作業をします。重いものが益々、重くなります。

 

 畑沢の祭だった熊野神社も見たくなりました。大杉を背景にして桜が満開です。

 

 熊野神社の周囲は、ユキツバキの大群落も咲き始めていました。これから満開になります。

 

 雪が融けてから初めて寺田沢へ足を伸ばしてみました。遅れ気味のカタクリがまだ咲いていました。キクザキイチゲも申し訳程度に脇に見えます。

 

 林を見ると、大きな木に蔓が絡まっていて、何やら白っぽい塊が点々と見えましたので、とりあえず写真を撮って拡大しました。蔓の正体はツルアジサイで、白い塊状の物は昨年の花が枯れた残骸らしいようです。写真は便利です。後で確認できます。

 ついでにもう一つ写真で確認しました。春の陽射しを浴びて黄色い蝶が忙しく飛び回っていました。とても種類を確認することができません。そこで、飛んでいる蝶を手当たり次第に撮影しました。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる方式です。4枚ほど撮影して1枚にだけ蝶が写っていました。黄色の蝶は、モンキチョウ(紋黄蝶)でした。プロはこういうやり方をしません。準備周到に用意して、じっくり待ってます。私は「準備なし」「待つのが嫌い」です。ズボラな同定方法です。

 

コメント
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