既に今年は7月13日の午後3時から背炙り峠の通行止めが解除されましたので、「何で今頃」とお思いの方もあるでしょう。しかし、こんな私でも今年はやたらと忙しいのです。そのような訳で、峠を今年初めて7月26日に通りました。
峠を越える時は、やはり中沢が良く見えるビューポイントです。とっくの昔に新緑は終わっているので、絶景を拝むことは出来ませんが、夏の深い緑を眺めることができました。朝日連峰と月山は霞んでいて、ほとんど見えませんでした。
今年の峠越えの工事個所がありました。去年の工事個所に続いています。アスファルトが真新しいので、分かります。工事の距離は30mほどかと思います。5月20日までが冬季閉鎖でしたから、それから工事を初めて7月13日までで54日間の工期となるのでしょうか。谷側の路肩には白いガードレールが設置され、丈夫なコンクリートの基礎が見えます。基礎の周りは裸地のままの法面です。
そのままだと路面から下ってくる水の浸食を受けるので、それを止める小さな土手が築かれています。最近、背炙り峠の工事で多用されています。一般の道路では殆ど見かけない工法です。
このような特殊な工法を取らなければならないのも、山鹿の路肩に設置したU字溝が原因と思われます。U字溝を用いると、土地の改変が大きくなり、そのため工期が長くなり工事費も大きくなってしまいます。そして何よりも問題なのが閉鎖期間が長くなることです。
これからも、今回の工事場所より上にまだまだ工事が続きます。既に素掘りの側溝が大きく掘られています。これまで以上に危険度が増した状態になっています。二、三年で済むようなものではありません。峠へ至るまで、5年以上もの間、同じ工法で、続けるというのでしょうか。そのような危険な状態にしておかないように、早急に工法を改めて、さらに閉鎖することなく安全を確保してもらいたいものです。
もう何年も提言しており、くどいですが、これからの工事はL字溝に変えてほしいものです。この工法だと私が要望していることが一気に片付くはずです。県の工事に対して、きちんと尾花沢市役所は要望すべきですが、さて、今度の尾花沢市長はどのように対応して下さるでしょうか。
畑沢ではイノシシが今年も元気なようです。今年は暑いのだから、遠慮してほしいものです。
イノシシが元気ならスズメバチも元気なようです。蜂さん、頑張らないでください。もしも私が少年時代に戻ることができたならば、スズメバチをこのままには、しておきません。石を投げつけ、2B弾をぶち込んでやります。今こんなバカな子どもはいないでしょう。子どもが立ち向かえる相手ではありません。
寂しい現実がありました。一軒の家が畑沢から引っ越しをしました。また戸数が減りました。そのお宅が守っていた石仏が残されました。今度は何方が守って下さるのでしょうか。
今年は、とにかく暑いので、山百合も早く散ってしまい、残り僅かになっていました。下の写真は貴重な一枚です。