今年の稲刈は余裕のある作業内容でしたので、田んぼの脇を眺める時間がありました。というのは嘘です。余裕がなくても手を休める癖があります。
でも永年、いろんな花があることに気づいていませんでした。余裕とは時間ではなくて気持ちのようです。子どものころ、稲刈は大変なので、ひたすら仕事が終了することだけを念じていました。とても花を眺めるなどの気持ちが湧いてきません。頭に湧いてくるのは、空を見つめて、「飛行機(ゴム動力)を飛ばしたいなあ」です。稲刈の時期は、真面に遊ぶ時間がありませんでした。しかも作業は夜もです。
さて、気持ちだけは余裕が出てきて眺めた花々です。最初に通称「野菊」です。野菊とは種の名前ではなくて、複数種をまとめた呼び名だそうです。でも、それだけでは物足りないので、ネットで調べてみました。数ある中で最も似たものが「嫁菜(ヨメナ)」でした。確信していませんが、それでいいことにしました。
次の写真は「露草(ツユクサ)」です。短くて分かりやすい名前です。青が鮮やかです。どういう訳か珍しくもピントが合っています。最近はコンパクトデジカメを多用しています。ピントが合っていたのは、コンパクトデジカメの功績です。
ゲンノショウコです。目立たない花ですが、もし高山にあればそれなりの扱いを受けていたのかもしれません。
この植物は全く見当がつかないので、名前を調べるのに苦労しました。ネットによるとツユクサ科のイボクサだそうです。私にはとてもツユクサの仲間に見えません。
この植物は水辺にやたらと多くて、鬱陶(うっとう)しくさえ感じます。でも拡大すると中々、可憐ないい花です。ミゾソバです。
とまあ、足元にあった花々を撮影しましたが、実際はもっともっと沢山の花があるのだと思います。もっと「余裕」があるときにでも観察してみます。
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