令和2年9月19日(土)、妻と一緒に畑沢へ稲刈に行ってきました。
田んぼへ入ろうとしたときに驚いたのは、獣の足跡が多いことでした。イノシシのそれは、もう見慣れてしまいましたが、今年はタヌキの足跡もありました。などと獣の足跡は全て知っているような表現になりましたが、はっきり分かるのはイノシシ、カモシカ、ウサギ、イタチだけです。しかし、その4種類に該当しなければ、タヌキとキツネぐらいで、田んぼにキツネは普通、現れませんので、残りはタヌキということになります。今年はタヌキとの出会いが多く、通行止めとなる前に背炙り峠に向かうときにも会いました。
ところで、イノシシに話題を変えます。今年は田んぼの中をイノシシが荒らしていました。稲が泥の中に倒されて、収穫できません。一体、イノシシは何のために田んぼの中に入ってくるかが分かりません。稲を食べているようにも見えません。食べることが目的でないとすれば、稲の中にを隠れ場所にしようとしているのかとも考えましたが、夜中はわざわざ稲の中に隠れる必要はないはずです。いつもの私のように今回も分からずじまいいです。
今年、大変だったのは獣のことだけではありません。稲自体にも災いがありました。8月初めに豪雨が襲い、山形県内では洪水が発生して大きな被害を受けた地区があり、畑沢でも洪水が発生しないまでも、千鳥川の水は岸辺すれすれまでに増水し、小さな沢が暴れて田んぼに流れ込んだ所もあったようです。例年なら暑い日差しが稲にエネルギーを与えるのですが、豪雨をもたらした後も天気の回復が遅れ、そのためにイモチ病が出てしまいました。下の写真をよく見ると、穂の籾が少なく色も褪せています。悔しい限りです。
収穫はコンバインで行います。数あるコンバインの種類の中でも最も小さい機種です。
コンバインの籾が満杯になると、トラックへ籾を移します。コンバインは稲刈、脱穀をしますが、隠れている大事な仕事もこなしています。それは運搬の一部です。昔、刈り取った稲束を乾燥させる「はせ木」までの運搬、はせ木から脱穀する小屋迄の運搬の作業がありましたが、今はなくなりました。小学生や中学生には勿論、重労働でしたが、大人も口にはしませんでしたが大変な労働でした。
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