令和3年4月12日(月)は何時週間も前から気温が上昇することが分かっていました。山形から畑沢へ向かうのですが、この日は様々な用事があり、村山市林崎と尾花沢市の朧気・丹生・袖原を周ってからになりました。畑沢へ到着した時は既に11時を過ぎ。何ヶ所も回ったので結構、疲れたはずですが、上天気なので疲れを意識しません。
昼食を食べてから直ぐに外を歩きだします。まるで子どもそのものです。我ながら、「幾つになっても子どものまま」だと思ってしまいます。このような老人も珍しいと思います。
畑沢の雪もほぼなくなってきました。例年ですと4月半ばまでは、田んぼの大部分を雪が覆っていますが、今年は大量に積もった割には早く消えています。4月になってからの高温が影響しています。
雪が消えると気になるのが沢筋の水路です。秋の大量の落ち葉と枯れ枝が水路の流れを堰き止め、至る所で岸を破壊します。今年の3月下旬に寺田沢の水が激しく濁って、泥水が大量に流れた形跡が見られました。上流で何かが起こったようです。そこでこの日に上流に出かけて様子を見ることにしました。すると、やはり土手が大きく崩れていました。何十年か前に小さな田んぼをまとめて、大きな一枚の田んぼにした場所です。その際に水際までぎりぎりと土盛りしたのですが、当然、急勾配となりました。長年の間、耕作が放棄されて田んぼ表面が水を通しやすくなり、水が地下に浸み込んでしまったようです。田んぼの下部に水が溜まり、雪解け水の影響で一気に崩れたと見られます。土砂は下流の水路の多くを土砂で埋め尽くしていました。私も非力ですので、水路の土砂を全て取り除くことができません。埋め尽くした土砂の上に溝を作って、水の侵食で自然に水路ができるように安易な方法を取りました。「何とかなるでしょう」。水は流れる。
さて、その水辺にも花が咲いていました。いくら気温が上昇したと言っても、水路の水は雪解け水です。とても手を入れる気にはなりません。
この花、ショウジョウバカマ(猩々袴)。林の中でも咲いていることがありますが、やはり水辺が似合います。
ショウジョウバカマが咲いていた場所よりも少し早く雪が解けた所では、キクザキイチゲが咲いていました。この写真はすこし明るすぎなのですが、元々、白の花弁です。場所が違えば別の色にもなります。
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