ようやく畑沢のアブラチャンで作ったカンジキが完成しました。今日、輪っかに紐を巻きつけました。昨年はクロモジの輪っかに、網目状に紐を結びつけましたが、今回は極普通に輪っかにぐるぐると巻きつける方法を取りました。畑沢で昔からやられているやり方です。
実は昨年のカンジキは、すこぶる不評でした。自分では畑沢のカンジキに革命を起こす傑作と思っていましたが、世間はそうはいきません。その土地に合った道具でなければならなかったようです。不評の一番の理由は、大き過ぎることです。山で仕事をするときは、小回りが利く必要があります。大きすぎると、輪っかが邪魔になったそうです。次の問題は、大きくしたために材料のクロモジも太い材を使いましたために、重くなってしまったことです。その結果、畑沢のカンジキには革命が起きませんでした。
そして、今年は徹底的に保守的になりました。それもまた良しです。
畑沢のアブラチャンで作ったカンジキは、間もなく白鷹町、尾花沢市寺内、尾花沢市上町へ持って行きます。
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