正しくは「ニホンカナヘビ」だそうですが、畑沢では「カナチョロ」と呼んでいました。大変にすばしこくて、なかなか捕まえることができないばかりでなく、じっくりと見ることも出来ませんでした。ましてや、近づいて写真を撮るなどはできませんでした。ところが、今回、オオバギボウシの葉に乗ったままで動こうとしません。よく見ると、お腹がパンパンと膨れているように見えます。満腹状態でしょう。このカナチョロがいた場所には、コオロギをはじめとして、餌となる虫がわんさかと溢れるほどでした。そのため、このカナチョロはのんびりとしたままでも、たっぷりと食事にありついているようです。しかも、人には滅多に出くわしません。もしかして人が悪いやつであることをしらないのかもしれません。私たちは、カナチョロを見ると追いかけました。直ぐにちょこまかと逃げて、捕まえるのは至難の技です。石や草の陰に隠れてしまいます。ところが、ほんとに今どきのカナチョロは、気が緩んでいます。昔のカナチョロを見習ってほしいものです。逃げてこそカナチョロです。
などと、カナチョロを馬鹿にしていますが、害虫を駆除するなどの大きな功績があるように思います。カナチョロがいなくなった私の狭い庭には、青虫やアブラムシが我が物顔でのさばるようになりました。害虫駆除には、害虫を餌とする足長蜂、穴蜂、蛙、天道虫そしてカナチョロの存在が大きいようです。
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