畑沢の草刈りをした日に畦道でオニヤンマを見つけました。草にしがみついて、ひたすら静かにしています。普通、オニヤンマはその優れた飛翔力で力強く飛び回ります。しかも、人をも恐れないように近づいて、「ババッ」という羽音をたててくるっと方向転換をやらかします。それと比べて、このオニヤンマは静か過ぎます。よく見ますと、理由が分かりました。羽化してまだまもなくて、羽が十分に伸びきっていないようです。それで、草の葉影にひたすら隠れていたのでしょうが、私がその草を刈ってしまったために、表に出てしまったようです。全て私が悪うございました。このままでは、鳥などの天敵に見つかれば、さすがのオニヤンマも逃げられません。昨日、投稿したカナチョロに見つかっても命がありません。
こんなオニヤンマの一大事を引き起こしておきながら、昔の話を思い出してしまいました。オニヤンマとなれば、子どもの勲章です。自慢できました。雌を捕まえれば、雄をたくさん釣ることができました。雌の胴体に糸を巻きつけて飛ばしておくと、馬鹿な雄どもが雌にしがみつきます。一旦しがみつくと中々とれません。それを悪童は捕まえます。果たして今回のオニヤンマの性別はどちらでしょう。尻尾の先を見れば分かります。御覧のとおり、このオニヤンマには雌を捕まえる鋏のようなものが付いています。雄でした。
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