森の写真家の飯田さんから「絶対行って!!」って勧められた『星野道夫の旅』という写真展に行ってきました。写真家星野さんの没後20年を記念する写真巡回展の最終展示。
場所は島根県の今井美術館。急に思い立って行ってきました。
動物写真家として有名な星野道夫さんについてそれほど詳しくなかったんですが、ガイアシンフォニーという映画でその存在を知り、ちょっとだけ本も買って読んでいました。でもちゃんと写真展をみたのは初めて。
大きく引き伸ばされたアラスカを始めとする自然と動物の写真は圧倒的な迫力でした。
生前の星野さんがどんな気持ちで自然や動物たちに向き合っていたのか。
作品から言葉を超えたたくさんのエネルギーが伝わってきました。
「音の聴こえる写真」
たまにそういう写真に出会うことがあります。
波の音、風の音、街の音、音楽の音、、。
ただ星野道夫さんの自然写真からは音が聴こえるというより、むしろ無音という音が聴こえるような気がしました。
それは宇宙を感じる写真だからなのかもしれません。
空気のない宇宙空間は音もない空間だといいます。
宇宙という悠久の時間の中にあって、自分の人生という時間がいかに短くて小さなものなのか、、。
星野さんの写真を見ながらそんなことを思いました。
一滴の雨粒が川を流れ大海原に注いでいく。
自分の命はまるでその一滴の雨粒のよう。
そのような言葉が添えられた写真もありました。
そうだよね。
そんな雨粒ほどの私の悩みなんて本当にどうでもいいこと。
泣いたり笑ったり、人生は色々あるけれど、今日も生かされていることを感謝してまた元気に笑って生きていこう。
何か心が洗われるようなそんな気持ちにもなりました。
素晴らしい写真展でした。9/24までの開催。
ピンときた方がいたら、ぜひ足を運んでみてくださいね。
今井美術館
https://www.imai-art.jp
〒699-4226 島根県江津市桜江町川戸472−1
Tel 0855-92-1839
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