百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

植物診断室

2007年05月02日 | 読書

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寛樹は40歳を過ぎても独身。。。
会社では、人と深くかかわることを避け、散歩を趣味としていた。

そして、植物好きの彼は、
同僚にすすめられて、「植物診断」を受けるようになった。
(植物診断とは心のカイロプラティックみたいなもの)

そんなある日、彼は妹夫婦を通じて、妙な依頼を受けるのだった。
それは、離婚して2人の子供と暮らすある女性からの依頼で、
その女性の恋人でもなく、子供の父親でもなく、
優しいひとりの男として、の役目を果たして欲しいというものだった。
そして、彼は、その役をこなそうとするのだが。。。

主人公・寛樹の豪華なマンションのベランダには、
小さな、お気に入りの庭園があるのだが、
そこは、蘭、サボテン、アロエ、水仙などの花々と、
その他の雑草などなどでまるでジャングルのようになっている。
そして、時計草も咲いてると書かれていて、「時計草」?!

つい先日、ねこぼーしさんのブログではじめて見た、あの花だ!
知ってる~♪と、ついつい、嬉しくなったのでありました。
この世のものとは思えないような不思議な花です、
興味のある方は、ぜひ、ご覧下さいね ↑

で、この本はどうだったかといいますと、
植物診断というのが、ちょっとわかりにくいのですが、
この女性や、子供たちに必要とされることで、
寛樹が何かに目覚めていく様子は、理解できます。
人と拘ることは、自分を確立するのに役に立つことなんだと。。。
そんなことを思いました。

コメント (4)
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