小学4年生の僕は、不思議な力を持っている。
でも、その力は使ってはいけないとお母さんに言われた。
そんな時、小学校で飼っているウサギが殺された。
手や足がバラバラに切断された無残な死体を目撃した
僕の幼なじみの、ふみちゃんは、ショックで口が聞けなくなってしまう。
何とか、ふみちゃんを助けたい僕は、
不思議な力を適切に使うため、
同じ力を持っている「先生」に相談することに。。。
犯人に与える罰は、どうするべきか。。。
僕と先生(大学教授)の会話の中に、
いろいろ考えさせられることがたくさんあって、読み応えたっぷり。
例えば。。。
①飼っていたウサギを虐待して殺す
②山の中をドライブしていて、
飛び出してきたウサギをうっかりひき殺してしまう。
③食用として、ウサギを殺す
どれも殺すという行為で、どこまでなら許せる?
私は、ゴキブリや、花に付く虫は殺せても、
ウサギや猫や犬は殺せない。。。
この境界線は、どこにあるんだろ。。。などと、ふと思ったり。。。
そして、僕は犯人に与える罪の重さを、
彼なりのメジャースプーンで図り始めるのだが。。。
これが、また衝撃的で。。。。
おすすめの1冊です。