★「銀漢の賦」 葉室麟 読みました。
第14回松本清張賞受賞作であり、
“私は、この作品に満点をつけました” 宮部みゆき
なんて帯がついてるから、よけいに読書欲をそそられます。
少年時代を共に同じ道場で過ごした、十蔵、源五、小弥太。
時は流れ、それぞれの道をすすみ、3人が再開した時、
彼らには厳しい現実が待っていた。
家老、郡方役、農民一揆を企てる者。。。
友情だけでは、どうすることもできない、自分の立場。。。
幼い日の記憶を胸に秘め、3人の心は揺れるのだった。
「銀漢の賦」とは天の川のこと。
3人が見た、幼い頃の天の川。。。
その美しさは、彼らの胸にしっかりと刻まれていたのだろう。。。
男でしか通じ合えない心。。。そんなものを感じました。
深く、美しく、読み応えのある物語。