エ/ン/ジ/ン 価格:¥ 1,890(税込) 発売日:2009-02-28 |
仕事も恋人も失った隆一のもとに、幼稚園の同窓会の通知が届いた。
時間をもてあましていた隆一は、その会場に出かけるのだが、
そこにいたのは、ミライという若い女性、ただひとり。。。
ミライは、会った事もない自分の父の消息を知りたいという。
「エンジン」「ゴリ」というあだ名を持ち、幼稚園の入学写真に写っている父とは。。。?
隆一は、さまざまな手を尽くし、ミライの父の行方を追うのだった。
この物語の中に、1970年代に始まった
特撮ヒーロー番組「宇宙猿人ゴリ」の話題が出てきて、
なんとも、懐かしい気分になりました。
第1話から見ていた私は、なぜ悪者(ゴリ)の名前がタイトルになったのか、
とっても不思議だったのですが、
途中で「スペクトルマン」というタイトルに変更され、
やっぱりねー。。。と、子供ながらに思ったのでした。
そんな懐かしい思いに浸りながら、読めたわけですが、
この作者と年代が同じ私だからこそ楽しめた感があったのかも。。。
そうでない人には、ちょっと異質の物語に感じるかもしれません。
賛否が分かれる本なので、お勧めはしませんが、
私の大好きな批評家は絶賛していました。
私の満足度★★★☆☆
それにしても、子供の頃の記憶ってすごいなぁって思いました。
だって、主題歌を(30年以上も前なのに)思わず口ずさんでしまったんですもの。
最近の歌は、ちっとも覚えられないのにねぇ。。。(笑)