おさかな’sぶろぐ

日々感じたことを徒然なるままに。。。

かみこや(高知県梼原町)

2007年08月30日 21時27分45秒 | 四国の紹介
モブログでも報告したのですが、先週末に高知県梼原町に行ってきました。オランダ生まれの「ロギール・アウテンボーガルト」さんの工房『かみこや』にて、紙漉き体験に行ってきたのでした。とても山深いところで、雲の上の里でした。



こちらが紙漉き体験をした『かみこや』です。



腕を組んでる方が紙漉き和紙工芸家の「ロギール・アウテンボーガルト」さんです。右側に立っておられるのが奥様の「アウテンボーガルト千賀子」さんです。



まずは、ロギールさんが実演にて作業の手順を説明。



紙漉き体験のスタートです。和紙の原料である「楮」の塊を右側の羽子板のようなもので叩いていきます。



叩いて延ばしたものを再び丸めて叩くという作業を繰り返し繊維をほぐしていきます。ある程度ほぐれたら叩く作業は終了です。



これを水洗いし、水に溶かしこむようにほぐしていきます。あくまでもやさしくいたわるようにほぐしていきます。



ここでいったん作業は終了し、近くの山へ雑草や葉っぱを取りに入ります。下の写真は、おさかなの収穫してきた葉っぱです。



再び紙漉き作業に戻り、先ほど繊維をほぐしたバケツに、ロギールさんが手にしている「トロロアオイ」を絞ったものを加えます。

     

これを木枠の中に流し込みます。ゆっくりと同じ厚さになるよう丁寧に流すのがコツのようです。



バケツの中の8割ほどを木枠に流し込んだら、先ほど収穫した葉っぱを敷き並べて、バケツの中の残りを流し込みます。シンプルなデザインにしました~(^^)v



これをロギールさんが、乾燥させてくださるそうです。完成品になるのがとても楽しみです(^^)v

紙漉きは初めての体験だったのですが、とても貴重な経験をさせていただきました。和紙を作るにもいろんな過程を経て仕上げっているのだと実感しました。

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◆『かみこや』詳細データ
 住所    :高知県高岡郡梼原町太田戸1678
 電話・FAX:0889-68-0355