今シーズン最低気温を記録した日の運転会
会員番号31-117
岸田弘
12月の蘇我運転会は2日(日)、千葉市蘇我「花の駅そが」のレイアウトで開催されました。
当日の最高気温は今シーズンの最低の9.7℃。午前中は暖かな日差しに助けられましたが、午後からは厚い雲が覆い、寒さが深々と迫ってきました。
運転開始前に今年最後のミーティング。
武田会長から来年1月、静岡ツインメッセで開催される鉄道フェスタの紹介がありました。今回OSLSC会員は参加資格も運転チャンスもなく見学のみとのこと。残念!!
▼蘇我・本年最後のミーティング
午前中の暖かい日差しの中、自由走行線には、ドレインから真っ白な蒸気を上げた機関車が走り回ります。
10月親子三世代で参加していた大島さん。今月は8歳の娘の沙桜里ちゃんが続けての参加。すっかり機関車好きになったようで、パパから丁寧に運転指導を受け上手に走らせていました。何よりも大島さんの嬉しそうな笑顔が印象的でした。この後、大島さんの友人家族も参加。大島さんの運転するC62に乗った後、家族で熱心に機関室を覗きこむ姿が見られました。
▼二世機関士養成中/大島さん(C62)
▼機関車の構造に興味津々
9月から3回初走行に失敗していた近藤さん(クラウス)。先月OS北田さんに指摘された「全体のネジ締め不足」を改善してきましたが、今度は左側の火格子が水平に収まりません。火室内に何か突起があるようで、右側からスライドしながらはめ込むことで何とか解決。着火~蒸気上げまではうまく進み、いよいよ本線に…。レギュレーターを開けると一気に走り出しました。内周線を2周ほど回った所で、水と石炭の供給がうまく出来ずたちまち圧力不足に…。安定走行には、給水+投炭のタイミングが重要と分かったようです。午後にも再挑戦し、順調な走りにやっと笑顔が見られました。初走行の感想を聞くと「一瞬でした…」と一言。先ずは初走行成功おめでとうございます。
▼初走行成功!!/近藤さん(クラウス)
久しぶりにC21を運転する国立市の石川安夫さん。安全弁を拭きながら思わずVサインです。
▼思わずVサイン/石川安夫さん(C21)
いつも運客協力等裏方を支えてくれている千葉市の石川進一さんも、この日は剛弘さんが組み立てたC62を運転。親子で楽しむ微笑ましい様子を見せてくれました。
▼久しぶりの運転/石川進一さん(C62)
外周線の運客は、武田さんのN700と千葉市市有のAB10が交代で担当し、もう一編成を守田さんのC21、大西さんのS6が担当。電車とSLが交互に走るようにしました。SLは投炭と給水に気配りが必要で、運客2度目の守田さんは「疲れる…」と言いながらも少し余裕の笑顔を見せていました。
▼お客さまの笑顔を乗せて/武田さん(N700)
▼ゆとりの走り/大西さん(S6)
▼厳しい寒さの中を/守田さん(C21)
この日の乗客は、午後からの厳しい寒さが影響して867名に止まりました。
▼今シーズン最低気温の中で