夫婦共々おやべを楽しむ
会員番号 31-117
岸田 弘 様
9月19・20日に開催された富山県小矢部市での「ミニSLフェスタinおやべ 2010」に参加してきました。今年で5回目を迎え施設も運営も充実した会場に、各地から28組の参加者が集まりました。
▲おやべのシンボル/クロスランドタワー
今年のトピックスは、同行の家族のためのレディスデーの開催。昨年の懇親会で実行委員長である桜井市長の近くに座り、毎回の開催への感謝を伝える中で「沢山の奥様方が同行されているが何時もご主人は運転に夢中。結局小矢部市内を見ないまま帰っている/欧米でのコンベンションでは主催者がレディスデーを用意し、家族を市内観光等に連れ出す企画を用意してくれている/この機会に小矢部市の魅力を伝えていただけないか」とお願いしていたことが見事に実現。初日の10時から市内観光を用意していただきました。この日は10名のご婦人が参加。「メルヘン調の公共施設、くりから古戦場にまつわる源平合戦の史跡、名産の栗拾い」等を楽しませていただきました。妻の報告では「何よりも豪華な『おやべ歴史弁当/義仲ものがたり』がおいしく素晴らしかった…」とのこと。今まで忙しい運転の合間に「ラーメンか焼きそば」しか食べられなかっただけに大満足です。これを機にご婦人方の交流も深まり、翌朝には皆で散歩に出かける等ご主人の運転と同じように小矢部を楽しみ、フェスタ参加への好感度が高まったようです。
肝心のフェスタは19日10時の出発式で桜井市長がテープカット。続いてクロスランドのサンダーバード、C62が沢山のお客さまを乗せて出発しフェスタの開始です。この後各地から参加の車両が続きますが、何時ものメーカー運転会やクラブ運転会と違って「8.4分の1のフルスケール機から玩具の新幹線改造機/石炭、バッテリー、発電機、ジェットエンジン等の動力源」と様々な車両が走り回りオープンで自由な運転会となりました。
▲おやべデビュー/今川さん(C21)
OSLSCのメンバーでは「購入後2か月で組み上げた今川さんのC21」がデビュー。初日は順調に走っていましたが2日目の始業点検で「シリンダー~動輪付近でキュッ・キュッという異音」が発生。軸動ポンプ等外しながら予測される原因を探りましたが中々分からず、OS藤坂さんの診断で「ルブリケーターのゴミ詰まりが原因でシリンダーにオイルが届いていない」ことが分かり直ちに修理。昼食前に本線に出て運客を始めることができました。
C21は、四之宮・三宅・山田さんを加え4両も揃いました。
常設線600m仮説線600mの大レイアウトのため、サンダーバードや地元村西さんの富山ライトレール7色編成、有澤さんのC62の長編成機に交じって内山・武田・青木・矢島・小島さんのコッペルも快調に走り回り、大型機に負けずしっかり運客の役目を果たしていました。
OSトラムも武田・中野・小島さんの3機が入線、思い思いの塗装で個性を主張していました。中野さんのトラムは軽量客車2両を引き「大人2人子供3人の5人」を乗せて軽快に走っていました。
パワーユニット利用機も様々な形になって登場。青木さんのC62はほとんどの人がペーパー製と気付かず、逆に気付いた人は格別の興味を持って見入っていました。
▲OS(パワートラック)C62!!/青木さん
内山さんの井笠電軌もパンタとポールを揺らしながらクロスランドタワーをバックに愛らしく走り回っていました。
▲赤いコッペル+木曽森林客車/内山さん
岸田の小田急10000系は初めてのロングランに挑戦。アルミ引抜き材を組合せた簡易台車の耐久性を心配していましたが、シナベニヤ製の軽量ボディのお陰でトラブルなく連続走行ができました。乗用台車に組込んだパワーユニットはバッテリーと運転手の荷重が動輪に伝わるため「大人3人子供2人の5人」を乗せてロングランを続けることができました。
▲おやべに小田急10000系登場/岸田さん
おやべレイアウトの魅力は「常設線600m仮設線600mのロングラン走行/変化に富んだ線路配置と周りの景色/ボランティアによる乗客整理とポイント管理」のハードとソフトが充実していて参加者が運転に専念できるとろにあります。また今回参加して気付いたことは、この大きなレイアウトには編成ものが似合うことです。杉浦さんの名鉄モ3401は2両編成でしたが、「絵になる車両」でした。皆さんも編成ものを整えて是非ご参加ください。
▲名鉄モ3401もおやべに登場/杉浦さん
最後に桜井市長以下実行委員~ボランティアスタッフの皆さんの歓迎と支援に感謝して報告とさせていただきます。
▲OSブースを飾るC62