2021年4月1日「八王子運転会」報告
会員番号31-139
吉岡 潔
2回目の緊急事態宣言の為に関東支部の八王子運転会は1月、2月と中止でした。
宣言解除後に再開した 3月28日運転会に引き続き、4月 1日に新年度第1回目の運転会が開催されました。
運転会実施日については会員への希望日アンケートを踏まえて設定しています。
この日は 9名の希望があり設定しました。April Foolのジョークでないことを願いつつ現地に向かいました(笑)
コロナ禍での運転会では感染予防による受付をします。先ず最初に参加名簿に記名してもらいます。
同居の 家族、もしくは同居していなくても 親類であれば同伴ビジターを認めています。
4月までは知人・友人はルール上不可としました。全員、非接触型体温計で体温計測し、37.5度以上の人は即!回れ!右!お帰り下さい!となります。昼食時以外は全員マスクを常時着用必須、ビジターの乗車は引率者の列車にのみ同乗するだけ。
自分の運転を目的としたビジターによる機関車の持ち込み運転は当面中止とし受け入れていません。
ソーシャルディスタンスを守りますが、機関車の積み降ろしのサポートだけは短時間で手短に済むので良し、として考えています。
今回の参加は、大島さん、矢島さん、鶴見さん、柳町さん、守田さん、八田さん、清水さん、大屋さん、吉岡です。
この運転会場は四季折々の樹木が目を楽しませてくれます。
新春の梅、春の桜、初夏のツツジです。桜は見事な樹々で、何本かの大きな樹が重なり合って1本の大樹のように見えます。桜吹雪が舞い散るなか、新年度第1回目の運転会が始まりました。
全員、検温は無事にパスです!
吉岡は先ずボイラーの水圧テストをしました。
約40年間毎月稼働してきたボイラーから水漏れが発生、新品ボイラーに載せ替えたのが2018年の夏のこと。それから3年が経過しようとしていますが、2020年の1年間は コロナ禍でボイラーは丸々1年間休眠状態でしたので今回ボイラーの水圧テストをしました。
常圧の1.5倍の0.8Mpaを掛け続けるとレギュレーターの心棒の締め付け部分の ナットから僅かな水漏れが出たので増し締めでクリア。水面計、煙室内、ともに水漏れ問題無しでした。
ボイラー検査は2年ごとですので皆様、お忘れ無く!
そして次々と本線に出発~!
八田さんは自分のコッペルが自前ボイラーテストで煙室側のボイラー鏡面と蒸気管の端面からの水漏れが発見されたので機関車なしの手ぶらで参加、矢島さんのシェイを借りての走行を楽しんでいました。
そのシェイのオーナーの矢島さん、前回3月28日はロケット号で参加、今回はシェイですが矢島さん曰く「いやーロケットは手軽で良いな」と本音?がチラリ?
シェイのシリンダーは非公式側(進行方向に向かって右側)に位置します、ここ八王子のレイアウトは左回りなのでカーブの外側でないとシェイの醍醐味である直列シリンダーの写真が撮れませんカメラ位置を計算して撮影します。
桜の大木の下を走る柳町さんのBR24ですが、クルマに載せる時はクルマの荷室のパレットがスキージャンプ台宜しく何故か手前側に傾斜しています。(なんで?)
そこで毎回積み卸し助っ人達の定番のジョーク「さぁ、皆さん!手を離して!今日の柳町さんのBR24はジャンプで見事にK点を越えるでしょうか~~!?」(笑)
鶴見さんも柳町さん同様BR24での参加です、意外とBR24のテンダーの水タンク容量が少ないので牽引トレーラーに増量の水タンクを載せています。
1930年、昭和5年から当時の鉄道省が運行を始めた超特急「燕」が東海道本線の東京・名古屋間をノンストップで走るためにテンダーの後に更に水タンク車を増結していたC51みたいです。
大島さんはバテロコの桃太郎ショーティでの参加でした。4月1日と言う事もあり、新年度に入っての会社内のミーティングとか色々あったようで、PCでテレワーク、ワーケーションしながらの参加!お仕事ごくろうさまです、おつかれさまです!
私、吉岡も定年後、いまだ雇用継続で再雇用中の身ですので現役会社員なのですが、今は武田さんの幹事代行・代役、かつ今日は広報担当で運転会リポーターの仕事もしなければなりませんので今日は流石に有給休暇を取りました。4月1日に有給休暇を取るのは社会人になって初めてです。
守田さんはオリジナルに改造された?自称C30型での参加。乗用台車兼テンダーは石炭車(セキ)のデザインです、北海道内のセキみたいに「道外禁止」の黄色帯がどてっ腹の真横にズドン!と入った好ましいデザインで「国鉄の北海道型が大好きな私」はいつも楽しませてもらっています。
当クラブ若手の大屋さん、平日の渋滞にはまり、参加は遅くなりましたが、愛機コッペルでアッと言う間に先行メンバーの皆さんのペースにキャッチアップ、ここ八王子のレイアウトは初めての参加でしたが直ぐにコースにも慣れ、外周戦、内周線の運転を楽しまれていました。
地元の清水さんは朝早く来て頂きレイアウトの整備をしてくれました。その清水さん!今日は家庭内所用があり、一旦運転会場を去りますが午後に駆けつけ、103系中央線もどき号で運転会に再び参加してくれました。
ところで皆さん、首都圏の通勤電車の色分けのコンセプトをご存知ですか?総武線が黄色いのは沿線の名物のお芋の断面色のイメージ、山手線は山の緑のイメージ、京浜東北線は海浜の水色のイメージ、横須賀線は青い海&白い砂浜のイメージ、東海道線は沿線のお茶畑のグリーンとミカンのオレンジ色のイメージなのは有名ですよね、常磐線の帯がダークグリーンは沿線のネギ畑のネギのイメージなんです。(ホント?)では!問題です、中央線の赤色は何でしょ?
答えは中央線の沿線はツツジの 名所があるのでツツジの赤色のイメージで~す。
清水さんの103系中央線もどき号も「つつじ」に囲まれて走ります。今日は久し振りにメンバーの皆さん、思う存分に楽しんで走りました。さてOSのライブスティーム事業の撤退、そしてそれに伴う会報の終了は本当に残念ですが、これまで日本の ライブスティームホビーの裾野を 広げてきてくれた小川精機さん、そして会報の編集をずっと続けてきてくれた内山さんには本当に感謝いたします。
私ごとになりますが2000年頃からライブを始めました、当時関東支部は千葉県茂原市の「ひめはるの里」のレイアウトで活動していました。
運転会の参加人数もまだ3~4人という淋しい状態でした。
他のクラブ、例えばJCFCさんの立派な会報を見るにつけ、OSのクラブ会報誌があれば良いのになと思っていました。
ですのでOSクラブの会報が発行されると聞いた時は飛び上がって喜びました。何度も投稿をさせてもらいました。
また8月に東京お台場のビッグサイトで開催された国際鉄道模型 コンベンションの出展デモ運転会も良い思い出です。
メーカーとユーザーが一体となってのプロモーション イベントは私にとって初めての経験であり、大変マーケティングの勉強になりました。
内山さん、長きにわたる編集の業務をありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
最後に関西の企業らしく小話しの お笑いで締めてみたいと思います。
「OSの井上さん、藤坂さん、北田さん、梶本さん、皆さんとかけまして!
『一寸法師!と解きます』
そのココロは・・・?
小川の流れに乗って活躍してくれました!」(・・・座布団は1枚?)
OSの皆様、どうかいつまでもお元気で、そして今後もライブの相談にのってください!
運転会にも時折、顔を出してください!
北田さん、梶本さん、匠の技を今後も伝承、活して欲しいです!
創業者である故・小川重夫さんの意志を皆んなで紡いでいきましょう。
世界で、Live Steamは、King of Hobby 或いはThe Ultimate Hobby と言われています。
この趣味の楽しみは心の豊かさの一つの指針だと思います。
クラブ員の皆様、これからもライブ スティームモデルを走らせましょう。
息吸ってーそのまま息を止めまーす!
(カシャッ!)シャッター音・・・。
桜吹雪が舞散る運転会でした。