神戸&法隆寺運転会ハシゴ記

2015-05-26 18:49:21 | 投稿記事

神戸&法隆寺運転会ハシゴ記

会員番号62-62
澤井 清信


2日前の天気予報では、私お気に入り美人予報士さんが“西日本では23日は曇り、24日は広い範囲で降雨となるでしょう”と涼しい顔をして言った時には、折角の年一の「メリケンパーク運転会」なんてこった・・・と思ったのですが。蓋を開けてみると良い意味で裏切られ2日間とも雨は無く絶好の運転会日和でした。(少し良い天気過ぎて、暑かったです。)

1日目:23日、ミニ鉄道フェスタinメリケンパーク2015。

通称:メリケンパーク運転会、全国から鉄道愛好家54組144名、機関車(SL,EL含め)49輛の大運転会!!
1周405mのレイアウトは昨年とほぼ同じですが、速度制限シケインが昨年好評だったためか今年は海岸に向かう下り坂全体に“蛇行”施し安全性を高め、Uターン後の帰りの上り勾配は機関車の力強さを楽しめる味付けがなされていました。


連続シケイン

そのレイアウトも有志の集まりで8時から敷設が始まり川重古橋様の指示のもと1時間半程で完成しました。(皆様お疲れさまでした。)


レール敷設


準備

10時から参加受付、汽車搬入。随時準備。11時30分より運転参加者ミーティング。ミーティングでは川重広報の岡様より今回で“8回”のイベントでくれぐれも安全に留意の上楽しんで下さいとの挨拶がありました。今年初参加の杉本様、西本様、黒田様、大阪様、松田様の紹介が有りました。また当日のグリーンジャケット着用のボランティアスタッフ、神戸科学技術高校OBの“KOBE LIVE STEAM”の紹介等も有りました。

12時からお待ちかねの体験乗車会スタート!!スタート前から長蛇の列!!15時の終了時まで列が途切れる事は有りませんでした。23日は1300名強のご乗車を頂いた様です。


乗車会


乗車会

参加車輛はD51,C57,C58,C12,86,96,EF57等々の日頃法隆寺ではお目に掛かれない大型機も多数参加され、目が慣れるとOSマウンテンもそれほど大きく感じなく成りました。内山編集長は機関士の“ナッパ服”に着替えられ神戸科技工の96を運転されておられました。


D51


C12復活


EF


編集長

17時半からは“神戸オリエンタルホテル”にて懇親会が行われました。川重の広報部大森部長様より、神戸海洋博物館(カワサキワールド)が開館9年目となり来場者数も今年度中には200万人を迎えるとの事で、今回で8回目に成るミニ鉄道フェスタinメリケンパークも来場者アップに貢献しており、川重としても重要なイベントで有る旨のお言葉を頂きました。(気が早いですが来年の開催も間違いない様です。)
懇親会はミーティングでも紹介された初参加の島根の西本様、横浜の大阪様、北九州市の黒田様、岐阜の松田様、藤沢の杉本様が自己紹介をされました。
西本様、大阪様、黒田様は以前の福知山運転会で良くお会いしていたものですから、メリケンパーク運転会に初参加と知り少しびっくりした次第です。
杉本様はD51、奥様はコッペルと運転されて居られました。松田様は15吋の大型機を持ってこられ24日のみですが、愛好家のみに体験乗車会を開催して頂けるとの事でした。5吋とはまた趣を異とする面白さが有ると思います。
神奈川の杉原様からアナウンスで昨年“日工大運転会”の復活の話が有ったのですが、大学の理事の交代が有り日工大の運転会が今の所予定されていないとの残念なお話が有りました。新しい情報が入り次第順次アナウンスして頂けるとの事です。
全国からこれ程多くのミニ鉄道愛好家が一堂に会する機会は殆ど無いと思います。とても楽しい一時でした。


メリケンの私
申し込みでは“コッペル”としたのですが、重たいので“5吋改軌クラウス”を持って行きました。12時までに準備が間に合わず、体験乗車までに一走りと目論んでいたのですが、ついぞ走らせ仕舞でした。





2日目:5月法隆寺運転会。

先にも書きましたが、予報では“午前中は雨!!”だったのですが、私がレイアウト到着8時半には雲はあるものの晴れでした。結果一日良い天気で日差しのしたでは、初夏!!でした。
参加人数12名(13時澤井集計)非常にのんびりした運転会でした。メリケンパークからのハシゴ組は三宅様、岡田様、三原様と私の4組。本当にノンビリして走り放題!!本当に走行を満喫出来ました。


岡田様

11時45分からのミーティングでは、OS北田様より。参加人数最小記録を更新したとの事でした。暑く成ると注意が散漫に成るので、更なる安全運転へ注意して下さいとのお話が有りました。また運転会での怪我等にはイベント保険が適応出来る場合が有るので、必ず受け付けでの記名を徹底して下さいとの事でした。

集合写真は何時ものクラブハウス前で“全員集合!!”(しかし、こじんまり!!)
(片岡様、澤井のクラウス写っておりません。残念!!)


集合写真


今月のトピックス
クラウス改パーシー君をご持参の札場様のアイデア!!1軸テンダー!!どうしてもテンダーと言うと2軸を想像します。クラウスのワゴンカーの様なものを・・・。しかし1軸!!目から鱗が落ちました。1軸ですので単独では自立しませんので、機関車と比較的強締結は必要ですが簡便で良い物に仕上がっていました。流石に札場様“良い仕事してますね?!!”なおパーシー君も快調に走行して居りました。


1軸炭水車


クラウス快調


ハーシー君


今月の私
運転会のハシゴでしたので、積み荷は前日のままで汽車は緑色のクラウス。燃料は“屑炭”快調に走行出来ましたと言いたいとこですが、久しぶりの運転で軸動ポンプの動きが今ひとつ、ポンプ逆止玉が固着しているかもと思い軸動ポンプの下側10mm止め栓を外しごちゃごちゃして組み立てて確認すると動作復活!!事なきを得ました。水を入れいざ石炭を投入しよう投炭スコップを探していると、足の下で“パキッ”と嫌な音、恐る恐る足を上げるとツルの外れたスコップが・・・。今日は終わりかと落胆していると、札場様が2本お持ちとの事でお借りして無事走行出来ました。途中から家内にも運転してもらえました。レイアウトが混んでいないので“チョコチョコ”とユックリ走行していると、名古屋の駒田様から“スケール感有る、良い走りだね!”とお褒めのお言葉を頂きました。本当にのんびりした良い運転会でした。


2015年5月「蘇我運転会」報告

2015-05-07 13:54:55 | 投稿記事

総会で待避線追加を即断即決。

会員番号31-117
岸田  弘


5月の「蘇我運転会」は、ゴールデンウイーク中盤の3日(日)に「花の駅そが」で開催されました。
3月は雨のため2時間で中止。4月も雨で止むのを期待した8名が集まりましたが、止むこと無く中止となったため、しばらくぶりの本格運転会です。
この日は、外気温27℃の夏日となる中、16組18人が参加しました。

夏日の中、笑顔で集合


運客開始前、内周線の自由走行線を巡回していた町さんが、路盤ぎりぎりまで線路がずれているのを発見。みんなで力を合わせ引き戻し、直線200㎜を追加することで修正できることを確認し、追加線路のOSへの発注を決めました。線路は設置当時から仮置きにしていましたが、毎回の運転で、一周130mの線路が少しずつずれ、写真で分かるように、枕木の長さ分も移動し、危険状態になったようです。安全のためにもアンカー固定が必要のようです。

レールのずれの修正確認


修正を終え、定時の10時に運客開始。GWの中盤で沢山のお客さまの来場を予想していましたが、みなさん遠出をしたのか、混雑もなく始発列車が出発しました。

始発列車出発/武田さん


お客さまが少ないことを幸いに、町さんのトーマス列車を本線に投入。4日前の八王子運転会では、トーマス+電動運転車両でしたが、中間にイギリス国鉄マーク3を模した客車を挟み、家族専用車両として運行し、小さなお子さま連れの家族に大人気。トーマス列車の行列が出来ました。何よりもトーマスに乗ったお子さんの緊張気味の顔と家族の笑顔が印象的でした。

トーマス列車は大好評/町さん


牽引のできる5吋の蒸気機関車は大西さんのBR24のみ。このため、終日の運客となりましたが、新幹線を上回る人気で一日中満員です。ハーバーシティのマスコット「ハバ衛門・ハバ花」も手を振って見送ってくれていました。

ハバ衛門・ハバ花も手を振って/大西さん


自由走行線では、西本さんが見事に仕上がった「あき」と「かもめ」のヘッドマークを披露してくれました。1㎜のステンレス板を切り抜き、0.5㎜のステンレス板を裏打ちしたものだそうですが、ステンレス+糸鋸と聞いただけでその意欲と熱意が窺い知れます。

見事仕上がったヘッドマーク/西本さん

ヘッドマークご満悦/西本さん


守田さんの583系は、C21のテンダーと白木の乗用車両を連結した不思議な編成。声をかけると「白木の車両は583系の2両目を計画中」とのこと。次の進展が楽しみです。

次の進展に期待/守田さん


小さな罐のクラウスで、圧力維持に苦戦していた近藤さん。見かねた加納さんが運転すると、小さな機関車が2人を乗せて快走します。「火床をつくること、ブロアーをうまく使うこと」のコツを学びましたと近藤さん。

クラウスの運転のコツを学ぶ/近藤さん

久しぶりの走行に笑顔/青木さん


昼食時にはNPO法人蘇我ミニトレインクラブの総会が開かれ、会計報告や事業報告等を承認後、欠席メンバーから出た「内周線(5吋+3.5吋)に待避線が欲しい」との議案に、急きょ地元の石川(進)さんの自宅から線路を運び込み、テスト敷設をして、ポイントの向きと線路の数を確認し、「即実施とOSへの発注」が決定しました。このチームワークと決断の速さもクラブの自慢です。

昼食をとりながら総会

メンバーの提案を即確認・決定


この日の運客は749名。夏日の中で赤銅色に日焼けした顔が勲章です。


2015年5月関東支部「八王子運転会」報告

2015-05-02 11:31:50 | 投稿記事

満開のつつじに囲まれて

会員番号31-117
岸田  弘


5月の八王子運転会は、ゴールデンウイークの渋滞を避けて、今年も4月29日(水・祝)に前倒しで開催されました。レイアウトのある施設では梅・桜に続いて沢山のつつじが咲き誇る最高の季節とあって、14組18人のメンバーとその家族が集まりました。

つつじに誘われて


先ずは、溢れんばかりに咲き誇るつつじを視察しながら、石川(安)さん(EB10)、佐藤(透)さん(ワダ・コッペル)が周回します。さくら駅の手前は、写真のように両側につつじが咲き競い、思わず笑みがこぼれます。

つつじの間を通り抜け/石川(安)さん

見事なつつじに囲まれて/佐藤(透)さん


昨年4月から始めた木製枕木の交換作業も、「参加できる人が参加する」自由参加方式で運転日以外に作業日を設け、少しずつ作業を進め、50%程度が完了しました。また、4月に施設側が鉄橋の塗装を業者に発注し、これに合わせメンバーが鉄橋の枕木交換を行った結果、真っ赤な美しい鉄橋に生まれ変わっていました。この作業を進める中で、本レイアウトを設計施工した滝瀬製作所の丁寧な基本設計と作業の凄さを知ることが出来ました。

美しく仕上がった鉄橋と枕木


完成した鉄橋の上を、岸田の孫家族が乗った小田急10000型が、ピンクのつつじの横を通過します。

赤い鉄橋とつつじを通過/岸田の孫家族


鉄橋の下からカメラを構えて待っていると、矢島さんのシェイが、縦型シリンダーと全輪駆動のベベルギアの動きを見せながら走ってきます。

ロッドを見せてシェイが通過/矢島さん


守田さんと奥さまのC21が通過する小さなプレート橋も、背景のつつじと一体で、美しい風景を見せてくれます。

新緑、そして赤いつつじとプレート橋

つつじの競演/清水さん


新しい技術を積極的に取り入れる大島さんは、話題のアップルウォッチとiフォンで走行写真の撮影を試みていました。蒸気機関車とアップルウォッチ、200年を超える技術の交流です。この後大島さんは機関車をED210に替え、奥さま・お嬢さまと一緒に専用列車を仕立て、家族でつつじを楽しんでいました。

コッペルに最新機器搭載

家族専用列車で、つつじを楽しむ


施設の見学者を乗せて鶴見さん(BR24)も、笑顔でサービスに努めます。小さな子供が喜ぶ姿に、お母さんも嬉しそうに微笑みます。
仕事の関係でなかなか機関車を持ち込めない加納さん(コッペル)は、久々の愛機で運転を楽しんでいました。

笑顔を乗せて/鶴見さん

小さなプレート橋を渡る/加納さん

駅は大賑わい/吉岡さん


佐藤(猛)さんも、エンジン発電+電動のトビーを持参し、久々の運転会参加です。

今日はトビーで/佐藤(猛)さん


町さんは、遊具のトーマスを利用した電動車両で子供たちにアピール。岸田の孫もたっぷり楽しませていただきました。

つつじのトンネルを抜ける/町さん


満開のつつじと新緑の中、さわやかな風を感じながらの気持ち良い運転会となりました。