全国から35組が参加、好天に恵まれた
2014年「ミニSLフェスタin おやべ」
会員番号31-117
岸田弘
今や日本最大のミニ鉄道運転会となった「ミニSLフェスタinおやべ」は、9月14日(日)~15日(祝)に富山県小矢部市で開催されました。この運転会、「クロスランドおやべ」の広大な公園内の一部に常設線608mと公園のシンボル「クロスランドタワー」の前に広がる芝生の円形広場を一周する600mの仮設線を使った全長1200m超の5吋専用線を使った大規模ロングラン運転会で、今年は全国から35組の参加者・車両が集まりました(クロスランドおやべミニ鉄道クラブ員を除く)。
今年は2日間とも秋の好天に恵まれ、素晴らしい運転会となりました。
クロスランドおやべ中嶋幹博館長の開会あいさつの後、マスコットキャラクター「メルギュー、メルモモちゃん」に見送られ、クロスランドおやべのサンダーバードが先頭を切って出発し、全国から集まった車両が続々と走り出します。
クロスランドおやべの車両では、来年3月の北陸新幹線開業に先立ち、E7系新幹線の先頭車両が入線していました。開業までには編成として完成することを期待しています。
OSの車両では、神戸市・内山さんが赤いコッペルで、京都市・八木さんのマウンテンは全般検査を終え、磨き上げられた車体を見せてくれました。
奈良市・山田さんのC21、大阪・吉田さんのBR-24、町田市・長田さんのT5等々、新旧の機関車も快調にお客さまを運びます。
パワーユニット利用機では、船橋市・青木さんが150系つばめの編成を披露、車輪径からの縮尺で12分の一程度ですが、編成美を見せていました。新宿区・岸田は、小田急10000型の2両編成ですが、運転席に子供を乗せ、出発の警笛を鳴らして運転士気分を感じてもらいました。
この運転会、広い公園とロングラン運転を2日間楽しめるとあって、ご家族やご夫婦での参加、それも毎回参加の方々も多いのが特長です。今年も17組のご家族、ご夫婦での参加があり、事務局がターンテーブルとトラバサー脇にテントを張り、コーヒーやお菓子を用意してくれたため、元気で賑やかな女子会が同時開催されていました。
全国規模で特定クラブ主催でないため、各地から様々な車両が集まるのも楽しみの一つです。その中でライブファンに人気があるのは、8.4分の一スケールの日本型蒸気機関車。
府中市・佐藤さんのC56+駿東郡・中川さんのC58+鉾田市・楠さんのC12による3重連が、600mの仮設線に15両の貨車と乗客を乗せて驀走する姿は感動ものです。
この他に、香芝市・村本さんのC58、神奈川・乾さんのC12、神奈川・古橋さんの8630、横浜市・大阪さんのC58、神奈川・杉原さんの9600等々大型機が続きます。
リポーターとしておやべ運転会の最大の悩みは、駅をスタートすると一周5分以上かかるため、参加メンバー一人ひとりにインタビューして話題を集め、その報告が出来ないこと。このため、状況報告しかできないのが残念です。私は今年で7年連続の参加ですが、写真取材、ビデオ撮影の傍ら、2日間で常設線+仮設線で合計17.7㎞を走ってきました。
いつもながら、仮設線の設置やポイント操作をしてくださるボランティアのお仲間に感謝感謝です。
素晴らしい運転会をありがとうございました。