平成29年4月法隆寺運転会

2017-04-27 10:00:37 | 投稿記事

平成29年4月法隆寺運転会
会員番号62-62
澤井 清信


先月とは打って変わって春を通り越して初夏の様な陽気に成った、4月23日(日)OS法隆寺レイアウトに於いて“平成29年4月法隆寺運転会”が行われました。工場横の八重桜も今が盛りと咲いていました。9時に15台の車が駐車場を埋め、参加者45名(14時集計)と盛況な運転会でした。
クラブハウス前には展示台が置かれており、何やら楽しい事を予感させました。


いよいよ!!


開門前の立ち話で辻本様から鳥取の“やずぽっぽ”はどうでしたとお声掛け頂きました。本投稿欄に先日投稿させて頂いているので、やずぽっぽをご存知とはおもいましたが、なにやらYAHOOニュース成るもので配信されていたとのこと、電子媒体恐るべし!!ちなみに山田様と奥村様の映像がアップされていたとの事です。
当日クラブハウス横にロケット号が3輛。美馬様、札場様、片山様の車輛。それを見られた内山編集長が「今日弁慶や、ロケットにすれば良かった。今度またロケットDay!!せなあかんな!!またタイムトライアルしよか!!」と言っておられました(グッドアイデア!!)
その後3人とも快調に走行されました。中でも片山様は今回ロケット初めてとの事でしたが、さすが手練の方は違います、のっけからクラブハウスの円周を何周もされ、最後には本線を走行されていました。(完璧でした。アドバイスしようと手ぐすね引いていたのですが、出番無し。)


ロケット3輛


シェイ


今月は少し早めの11時30分からのミーティングが始まりました。OS北田様から名古屋の池田様から“筍”の差し入れ、内山編集長から会報前期の締め切りが5月末、例年5月開催のメリケンパーク運転会は神戸市と川崎重工と現在秋開催の方向で調整中とのお話が有りました。(メリケンパーク楽しみです!!)
今月の“スピーチ”は神戸の岡本様。ここ暫くの間は汽車から離れておられたとの事ですが、また再開しましたので宜しくとの事でした。最年少は泉大津の忽那様。10年程まえからレイアウトに時折来られておられ、4年前にC62購入されたとの事でした。(今回もC62を快調に走行されていました。)

スピーチの後はお待ちかねの新製品ボールドウインB1のお披露目。上松赤沢自然休養村の森林鉄道記念館に保存されている物を縮尺1/8.56で忠実に再現されています。実機はフレームが短くキャブの下まで届いていないとの事で、モデル化で一番苦労されたとの事です。運転時には最後部の炭水部を取り外して行い、やや大きめの屋根は固定との事です。乾燥重量は約20Kg、パワー的にはポーターと同等との事です。5吋のオプションパーツも計画中との事でした。今回のモデル化には“林野庁”の多大な御協力が有ったとの事でした。(この事プッシュ!!との事です。)
今月は新製品の写真撮影がまだ残っているので走行は不可とのことで、来月に実走行を予定しているとの事です。(乞うご期待!!)


ジャジャン!!


集合写真は新製品ボールドウインB1を中心にクラブハウスをバックに、はい、チーズ!!


集合写真



今月の目から鱗!!
朝駐車場で伊丹の森田様に「こんな物作ってみた!」とお声掛け頂きました。拝見させて頂くと先日私の車に付けた遠隔操作ドア開閉装置のリモコンが有りました。てっきり御車にドア開閉装置を取り付けられたかと思ったのですが、そうでは無く、その遠隔開閉装置のプランジャーを利用した“ポイント切り替え装置”だったのです。リモコンの開・閉を押すと左右に切り替わります。価格は通販A社で3000円程との事、目から鱗の装置でした。


ポイントマシーン


今月の私
今月も大ミスのお話(先月は追突)4月1日に“やずぽっぽで”走行させたので、その掃除がてら久しぶりに法隆寺でも走らせようとコッペルを持って行きました。やずぽっぽの時も少し圧力が上がり難い、維持し難い、少し元気が無いなと感じていました。今回も圧力弁が噴く事は無く不調でした。それでもどうにかこうにか30分程は走行できました。朝のミーティングのあと鳥取と今回の煤を払おうと思い煙室扉を開けようと思った所なんとネジが締まっていなかった!!しかし扉は閉まっていた。締め付けてなかっただけ。それでもやはり空気は漏れるのでしょうね。石炭は燃えているがやはり風量が不足していたのでは無いかと思う。来月もコッペルを持って行きます。ネジを締めて運転の確認をしなくては・・。


花庭園
昨日押し入れを片付けていると、OSの古いカタログが出て来ました。ロケット号が発売された位の物と思われます。法隆寺レイアウトの紹介で“花庭園”と書かれていました。


花庭園


2017年4月関東支部「八王子運転会」報告

2017-04-14 10:03:20 | 投稿記事

2017年4月関東支部「八王子運転会」報告
満開の桜の大木の下で、密度の濃い交流が…
会員番号31-117
岸田 弘


4月の八王子運転会は4月8日(土)に開催されました。この運転会場は、4月は3本の大きな桜が一体となって見事に咲き誇る場所で、お花見運転会を期待していたのですが、都内は雨。「『午後から曇り』の予報/『関東支部運転会は雨で中止にならない』のジンクス」に期待して、雨の中自宅を出ました。中央道八王子IC出口付近から小降りになり、会場に着くと4人の同志が…。


見事な桜の下、密度の濃い運転会が

パラつく小雨の止むのを待って、枕木交換用のテントの中で談笑です。
6日前の蘇我運転会で、エアブレーキのテストをしていた大島さん。僅か5日間で「加納さんのアドバイスの空気圧を徐々に利かせるためのスピードコントローラの組み込み/模型的なエアバルブを汎用のエアバルブに交換/エアコンプレッサーとバッテリーの搭載」等の作業を、仕事の合間に済ませていました。それぞれの部品の調達や加工法に話が弾みます。雨が小止みになるのを待って、本線でのテストです。徐々に効くブレーキの感触、効き具合等好結果のようでした。電動コントローラとの協調等課題はありますが、手動ブレーキのリンクから解放され、エアホースの抜き差しで台車の着脱ができる等のメリットも見つかりました。


ブレーキバルブは汎用バルブに交換


スピードコントローラ(黄矢印)とコンプレッサー(桃矢印)を搭載


ホースの着脱だけで外せる台車とOSブレーキシリンダー


利き具合にほぼ満足


3年前から始めた枕木交換。本線のポイントとクロッシングが輻輳する区間の枕木交換が先週までに武田さん、石川さん、鶴見さんの尽力で終っていました。設置後手入れしていなかったポイントレバー等の調整もされ、安定感のある線路になっていました。ありがとうございました。この区間の土の流入を防ぐ土木工事が必要のようですが、今後の運転会時、みんなで進めたいと思います。
参加者が少なかったことを逆手に、久しぶりに参加した笛吹市の八田さん(コッペル)に「何か話題はありませんか」と声をかけると、「床下に給水温め器を新設/大型ヘッドライトの制作/蒸気管の断熱材巻き」等々、次々に…。


ポイント輻輳区間も枕木交換完了


整備の行き届いたコッペルで登り勾配を力行/八田さん


床下に給水温め器/八田さん(コッペル) (2)


みんなで車両を囲んで製作談に聞き入ります。例えばヘッドライト。「小型の電球式懐中電灯の反射板とレンズを使い、レンズ上部に筋を入れた/電球はLED/ケースは木材を旋盤加工した」と工夫の塊で、機関車に対してバランスの良い大型ライトができていました。


筋入りレンズの自作ヘッドライト/八田さん(コッペル)


10時40分頃から雨も止み、満開の桜の大木を愛でながら、一斉に運転開始です。
ドクターストップで自動車運転を自粛している鶴見さんは、ビデオカメラを持って電車とバスを乗り継いで参加。岸田の小田急10000型で、走行風景を撮影していました。「桜の咲く素晴らしいレイアウト/小田急10000型/最新の4Kビデオ」で、さぞかし素敵な映像が取れたと思います。
朝からの雨で参加者が少なかったのは残念ですが、少人数ならではの密度の濃い情報交流ができた楽しい運転会となりました。


今日はAB10風に/石川さん(EB10)


桜の下、新しい枕木の上を通過/岸田(小田急10000型)


4Kビデオカメラで撮影中/鶴見さん


2017年4月「蘇我運転会」報告

2017-04-10 13:25:00 | 投稿記事

2017年4月「蘇我運転会」報告
全員慎重運転だった運転競技会
会員番号31-117
岸田 弘


開花から10日。(例年に比べ大幅に遅れて)東京の桜の満開宣言が出された4月2日(日)、「蘇我運転会」が「花の駅そが」で開催されました。

例年通り「花よりSL」の仲間が集まります。

朝のミーティングでは、「今日は、懸案の運転競技会を実施します」との発表に、笑顔が広がりました。


ミーティングでは「運転競技会」の説明が


ということで今月の集合写真は、競技会後、それぞれが獲得した賞品を手にした笑顔の写真です。


競技会の賞品を持って


早くから会場入りしていた大島さん。何か小さなコントローラのようなものを操作してED210を運転しています。声をかけると「エアブレーキのテスト中」とのこと。手元を見ると、芋焼酎の木箱の上にプリン型を載せ、その上にBR24に搭載の蒸気ブレーキのバルブを組み込み、これでエアタンクの空気圧をコントロールし、エアブレーキとしていました。結果を尋ねると「一気に利きすぎ/エアタンクのエアがすぐなくなる」とのこと。横で見ていた加納さんからは「エアは瞬時に加圧する/徐々に利かせるためにはスピードコントローラが必要」とのこと。エアタンクと共に、課題は見えたようです。


新生のエアブレーキをテスト中/大島さん(ED210)


焼酎の木箱とプリン型でブレーキレバーを固定


内周線から外周線に入るポイントで毎回先輪の脱線に悩まされている西本さんのC62。前回の脱線で破損した軸動ポンプの駆動シャフト部品を交換し、慎重に脱線個所を通過しますが、確認に立ち会った守田さんの目の前でまたも脱線です。昨年秋、最新のポイントに替えたばかりなので、同じC62が時々脱線する大島さん達を交え「事故調査委員会」が(勝手に)組織され入念にチェックします。リードレールの翼よりクロッシング部分が低いこと、石川(進)さんのチェックでリードレールの軌間が、88㎜と狭いこと等が分かり、緊急対策としてポイントを曲線レールに置き換えて運用することになりました。その後西本さんは安心して走り回っていました。今後、本格的な対策を検討することとなりました。


目の前で脱線/西本さん(C62)


事故調査委員会の検証作業


久しぶりの解放感/吉岡さん(ブリタニア)


クラウスのご機嫌をうかがいながら/近藤さん


昨年の総会以来懸案だった「運転競技会」は、ある一定区間を「新幹線N700で、時速4㎞で通過すること/制限速度オーバーは失格、目標値に近い順に順位を決めること」とし、準会員2名、当日参加の応援中学生2名を含め全員で競技を行いました。一位は3.8㎞の吉岡さん。トップ賞のデジタルノギスを受け取ったのを始め、全員がOS提供の賞品をゲットしました。いつもは制限速度を超えて警報を鳴らしているこの区間。今回の競技では、全員が制限速度以内という慎重運転。今後も、このような運転を心がけていきたいものです。


運転競技会に挑む/加納さん


一位は吉岡さん


この日多くのお客さまはお花見に向かった様子で、乗車待ちの行列は短め。新幹線の外、午前中は成田さん(C21)と大西さん(車両は成田さんのC21)が、蒸気機関車を運転します。午後には、守田さん(T5風)と大石さん(C21改C56)が重連で5両の客車を引いて大量輸送を開始。豪快な運転と乗車を楽しんでいました。この日の運客は876名。いつもより少ない乗客数でしたが、「花よりSL」のお客さまに来ていただいたことを喜んでいます。


春をゆったり楽しむ/武田さん(N700)


運客を楽しむ/成田さん(C21)


運転を代わって/大西さん(車両は成田山のC21)


重連で大量運客を楽しむ/守田さん(T5風)+大石さん(C21改C56)



※原稿完成間際に千脇さんから「撮り鉄」風の写真が届きましたので、写真を追加しました。


「撮り鉄」風撮影の重連列車①/撮影:千脇和人


「撮り鉄」風撮影の重連列車②/撮影:千脇和人


平成29年4月「やずぽっぽ」竣工記念運転会

2017-04-05 15:38:19 | 投稿記事

平成29年4月「やずぽっぽ」竣工記念運転会
会員番号62-62
澤井 清信


4月1日(土)に行われました“やずミニSL博物館「やずぽっぽ」竣工記念運転会”に参加して来ました。




やずミニSL博物館「やずぽっぽ」は鳥取県八頭町船岡竹林公園に新設されたライブ鉄道模型の博物館で、若桜線SL遺産保存会顧問の中村仙一郎様より寄贈されたライブ15輛を展示・運転する施設です。展示エリアは中心に電動ターンテーブルが設置され放射状に機関車が展示されています。ガラス引き戸で仕切られた隣にはトラバーサーを備えたスチームアップエリアが完備されており、屋根の下で蒸気上げが出来るように考慮されています。展示エリアの汽車はスチームアップエリアを通りレイアウトに出区出来る様に成っています。トラバーサー左端にメンテナンスルームも完備されており、ここで車輛のメンテナンスが行われるとの事でした。

レイアウトは一周125mで乗降場は2線、長編成も退避可能なヤードも2線準備されています。レイアウトの一部が博物館の屋根の下を通過するように成っており、不測の天候変化による一時退避も可能で良く考慮されていると感心いたしました。

博物館は通常午前9時~午後3時迄開館、入館料大人200円(中学生以上)小人無料。休館日:水曜日(但し祝日の場合は翌日)冬期休館:12月1日~2月末。

乗車体験:土・日・祝日の午前10時~午後3時、1回100円 雨天中止(平日20名以上の予約で体験乗車可能)

土・日・祝日は若桜鉄道隼駅から町営バスの運行が有るとの事です。



開館当日の4月1日は午前10時から地元選出の衆参議員、知事、近隣市町長、町議、関係各位を御招きして、竣工記念式典が行われました。ご来賓の挨拶の前に隼地区保育所園児による「ぼくらのロコモーション・ありがとうの花」に合わせたお遊戯が披露され、とても愛らしかったです。また伝統芸能「貝がら節」が西谷傘踊り保存会演舞により披露されました。



式典


お遊戯披露


貝がら節





式典終了後に博物館内覧会およびミニSLデモンストレーション走行が行われ、その後一般来訪者の体験乗車会が行われました。(4月1,2日は博物館、体験乗車会は無料で行われました。)

4月1日は8時半現地集合で体験乗車会の準備をしたのですが、一般来訪者は9時頃から集まり始め、駐車スペースも一杯の盛況ぶりでした。それもそのはず、実は31日の晩のNHKの生放送ニュースで「やずミニSL博物館」開館イベントの予告が有りました。体験乗車されたお客様に地元の方かどうかお聞きした所30%程は鳥取市から来られたと言っておられました。ニュース恐るべしです。




全く私事なのですが、船岡竹林公園のレイアウトには開所の時から西本様からお声掛けいただきありがたく思っております。今回も姪が倉吉に住んでおり、3歳と1歳の又姪又甥がおりますので、運転会に来てもらって久しぶりに会うことができ、乗車して楽しんでもらい、とても良かったです。


余談ですが、博物館横にトイレが新設されていました。通称スズキトイレ。スズキのビッグバイク“隼”と最寄りの“隼駅”絡みの寄付との事です。事務局の方によると設計段階では半分程の大きさで提案したところ、鈴木会長が“もっと大きくしろ!!”言われたそうです。

前日の宿所は“BASE8823”ここもバイク隼からみ。担当の木村様も隼ライダーで八頭町に移住されたとの事。出身は奈良県香芝で村本様のレイアウトをご存知とのこと、世間は広い様で狭いなと痛感しました。

ちなみに昨年8月初旬の“隼祭り(?)”には隼駅に1600台の隼が全国から集結したとの事で、八頭町がバイクで埋め尽くされたのではと思います。