平成29年9月法隆寺ナイター運転会

2017-09-26 11:51:55 | 投稿記事

平成29年9月法隆寺ナイター運転会
会員番号62-62
澤井 清信

“暑さ寒さも彼岸まで“とは良く言ったもので朝晩は肌寒さを感じられる様に成った9月23日、24日に吉例の「法隆寺OSナイター運転会」が行われました。一週間前の予報では、雨の確率が高かったですが日が近づくにつれ低下し当日は10%、雲は多いながら運転会日和でした。(当日23日のみの参加報告ですみません。)
23日の開門時には10台程の車列が有ったとの事で、私が12時30分頃到着した時には、すでに駐車場はほぼ一杯の状況でした。 参加人数は23日18時集計で53名と盛況でしたが、通常の運転会とは異なり24時間走り放題の“長丁場”、運転の準備だけで無く“のんびり”としたスタートでした。


駐車スペース

16時からのミーティングではOS北田様から、小川重夫会長生誕100周年記念ポーターの限定販売のアナウンスが有りました。今回の塗色は赤色でコロラド・セントラル・レイル・ロード仕様。発売は12月ですが一足早く会員への紹介との事で、価格は予価ですが108万円(税別)です。
石炭の話も有りました。英国炭とインドネシアマンデリ炭の品質の良い物が枯渇して入荷出来ない状態となり、今回新しくインドネシアの別の炭坑の石炭をテスト入荷したので実機の使用感想をと言うことで10名にサンプルが配られました。事前の七厘の燃焼テストでは使用出来そうとの感触との事でした。(私も一袋頂きました。次回運転会で使用予定。)
また、ボールドウィンB-1の説明書の遅れの話が有りました。製作システムの変更で手間取ったとのことですが、10月には完成予定との事です。


生誕100周年


新インドネシア炭

内山編集長からは早くも“会報原稿”の話があり、締め切りは11月末で宜しくお願いしますとの事でした。(この話題が出ると“年の瀬”が間近と感じるのは私だけでしょうか?)
併せて残念なお知らせ!!神戸メリケンパーク運転会の本年の開催は無理との事です。神戸市の記念事業との折り合いが付かず断念とのお話でした。来年春の開催は是非行いたいとの事でした。

集合写真は今月もクラブハウスをバックに、はい、チーズ!!


集合写真

集合写真の後はお待ちかねの“ビンゴゲーム大会”クラブハウス前の陳列台には豪華賞品が並べられており、気持ちは高揚します。今回の賞品はOS松尾様チョイスとの事でミニSLメンテナンス関連の物が多かったです。(澤井個人としては、家庭用ジェルボール洗濯用洗剤も良いと思います。理由:運転会後のウエアを洗濯するのに最適!!)
OS北田様の操作によりコンピューターの弾き出す数字をOS松尾様が扉に貼られた紙に書いて行く!!なかなかビンゴ用紙の数字に合致しない。一喜一憂する楽しい一時!!
ビンゴゲームが有ったために“今月のスピーチ”は次回に成りました。


賞品1


賞品2

ビンゴゲーム後は“ナイトラン”に備えて腹ごしらえ!!各々食されておられました。6月に“お好み焼き”を昼食に作られておられた会員さんは“今日は一人鍋や!!”と言っておられました。しかし、酒類持ち込み禁止ですので、晩酌がてらとは行かないのが残念そうでした。


夕食

八木様のボールドウィン。
午後5時頃クラブハウス前に2輛のボールドウィンが在りました。一輛はOS、もう一輛は京都の八木様の物でした。写真を撮ろうとしたところ、八木様に“連接ロッドを下位置にして”と撮影のご指示がありました。一番美しいアングルとの事でした。下回りの真鍮部品と動輪にはメッキが施される念の入れようでした。汽車後部に何やら「燃料(薪)増装フェンス(?)」が取り付けられています。お話では、当時の資料を調べると殆どの汽車に増装フェンスは装着されていたそうです。形状は4方向に広がる「四方流れ」と言うそうで、一見簡単そうに見えるが製作には汽車より苦労されたとか、材料は京銘菓の空き箱を使われたそうです。


ボールドウィン


メッキ処理


増装フェンス

今月の私
今月もコッペルを持って行きました。しかし走行しませんでした。10月末に福知山に持って行く予定ですので、そのメンテナンスを兼ねて半年程余裕は有ったのですが、ボイラー検査を受けました。事前にチェックバルブ2個とホイッスルバルブをOS片岡様にお願いしておき、当日受付で受け取りチェックバルブのみ取り替えて検査受け。京都の宮本様に御確認を頂き無事通過!!ホイッスルバルブと水位計は気に成るので家で交換する事にしました。来月の運転会で“インドネシア炭”使用してみます。
私は初日のみの参加でしたが、毎年楽しみのイベントでノンビリとした運転会で楽しいです。来年も企画お願い申し上げます。


ナイトラン


ライトオン


2017年9月「ミニSLフェスタin おやべ」報告

2017-09-25 20:08:20 | 投稿記事

2017年9月「ミニSLフェスタin おやべ」報告
大型の台風18号の通過という悪条件。でも運転会はできました。
会員番号31-117
岸田 弘


富山県小矢部市のクロスランドで開催されたミニSLフェスタ。今年も「敬老の日」にかけて9月17日(日)-18日(月・祝)に開催されましたが、16日(土)からの3連休の天気予報は「大型の台風18号が列島北上の恐れ/広範囲で大雨・暴風/18日は富山県を通過」と最悪の予報。
私は、東シナ海で停滞気味の台風が列島上陸後急速に速度を上げ、18日には富山地方を一気に通過する進路から、何とか17日・18日は運転ができそうと勝手に期待し、連休初日の交通渋滞を避け、15日(金)に都内を出発しました。
16日(土)はクロスランド側の準備日なので、朝様子を見に行くと、既に仮設線の設置が完了し自由走行が可能になっていました。私同様、連休初日の渋滞回避のため前日到着組や早朝出発組の参加者で、昼頃には駐機場は大賑わい。曇り空の中「台風が来る前に」と次々に走行を始めます。
開催初日の17日、台風は九州に上陸しましたが、おやべでは朝起きると雲間に日差しが見え、「今日は走れる/今日中に走ろう」と蒸気上げをしている間に、雨がパラパラと…。
神戸市・内山さんは「運客の始まる前に」と、5吋改軌の小さなクラウスを雨合羽を着て、登り勾配の長い常設線を見事に走らせます。この日は、運客の始まる10時頃には雨も止んだのですが、お客さまの出足は今一つ。それでも1,509人のお客さまを乗せることができました。


■5吋改軌のクラウスを見事に運転/神戸市・内山さん


今年のフェスタは11年目。全国から35組の参加者が愛機をもって持って集まりました。おやべフェスタでは「素晴らしいロングランレイアウト/全国各地から様々なタイプの車両が集う」と共に、「家族連れ、ご夫婦での参加が多いこと」も特長です。
秦野市・杉原さんは、9600に三世代の笑顔を乗せてご満悦です。
孫のため電動の蒸気機関車「パーシー」を製作した春日井市・井上さん。ご自分のC56は駐機場に置いたまま孫への運転指導に専念していました。


■三世代の笑顔を乗せて/秦野市・杉原さん/9600


■奥さまは専務車掌/香芝市・村本さん(C58)


■お孫さん専用パーシーで運転指導/春日井市・井上さん


たくさんの車両が集まり、またロングランのできるレイアウトのため、準備日を入れて3日間、様々な重連が見られました。北杜市・和田(章)さんは、C58とC12を車から降ろし、そのまま2重連。C12を豊島区・和田(篤)さんが運転、親子の息の合った運転ぶりを奥さまが見守るという、微笑ましい様子が見られました。
この後に駿東郡・中川さんのC58が加わっての3重連。さらに今回は、豊島区・和田(篤)さん+駿東郡・中川さん+横浜市・大阪さんによる豪快なC58の3重連が、多くのお客さまを乗せて走ります。
重連は蒸気機関車だけでなく、碧南市・杉浦(仁)さんの名鉄デキ402+豊橋市・広田(智)さんのデキ401の電気機関車、磐田市・寺井さんのDD18+ DD51のDL重連も見られました。
これは、台風通過の予報のためお客さまが少ない分、車両走行が比較的自由にできたおかげでもありました。
府中市・佐藤(正)さんは、撤収しやすい汽車会社25tDLを降ろし、新造のホキ800を引いて丘の上を通過します。


■先ずは親子で重連/和田(章)さん(C58)+和田(篤)さん(C12)


■豪快三重連/豊島区・和田(篤)さん(C58)+駿東郡・中川さん(C58)+北杜市・和田(章)さん(C12)


■圧巻!C58三重連/豊島区・和田(篤)さん+駿東郡・中川さん+横浜市・大阪さん


■電気機関車も重連で/碧南市・杉浦(仁)さん(デキ402)+豊橋市・広田(智)さん(デキ401)


■ディーゼルも重連で/磐田市・寺井さん(DD18+DD51)


■新造のホキ800を連れて/府中市・佐藤(正)さん(汽車会社25tDL)


17日~18日の夜には「台風通過」との予報で、駐機場の機関車・乗用車両を倉庫に退避させたり、車両に積み込み暴風雨に備えましたが、18日朝には北日本まで移動。朝、時々小雨が降りましたが、10時頃には雨も止み、段々台風一過の青空に…。
クロスランドのメルギュー、メルモモちゃんも登場し、焼津市・四之宮さんC21改の出発を見送ります。
段々日差しが強まる中、裾野市・杉本さんのD51は奥さまの運転で、豊明市・佐野さんのC56もお客さまの笑顔を乗せて快調に走り抜けます。
2日目の運客は1,208人。台風直撃を覚悟しながら結局は、準備日を加え3日間の運転ができ、大満足の結果となりました。
今年も、600mの仮設線を設営し、要所のポイント掛をしていただいたクロスランド鉄道の皆さん、ありがとうございました


■メルギュー・メルモモちゃんに見送られて/焼津市・四之宮さん(C21改)


■機関士は奥さまが/裾野市・杉本さん(D51)


■台風一過の空の下を行く/豊明市・佐野さん(C56)


■子供に大人気ドクターイエロー/神戸市・内山さん


■駅で待機/岸田(小田急10000)


■鉄橋通過/奈良市・山田さん(C21)


■仮設線を快走/横浜市・大阪さん(C58)


■仮設線600mを走り終えて/駿東郡・中川さん(C58)+鉾田市・楠さん(C12)

 


2017年9月関東支部「蘇我運転会」報告

2017-09-08 13:08:39 | 投稿記事

2017年9月関東支部「蘇我運転会」報告
テレビの効果でお客さまが1000人越え!
会員番号31-117
岸田 弘



■青空の下、重連機を囲んで

9月の蘇我運転会は3日(日)に「花の駅そが」で開催されました。7月・8月は暑さを避け休会としたため、3ケ月ぶりの開催となりました。
この日、小笠原諸島で長い間迷走していた台風15号が房総半島沖を北東に抜け、秋空が広がる運転会日和となりました。また、秋篠宮眞子さまと小室圭さんの婚約内定発表のある記念すべき日でもありました。
朝のミーティングでは、久しぶりの開催を待ちわびた笑顔が揃い、「8月初旬、千葉テレビの番組の中で、蘇我運転会をPRしたので、来場者が増えるかも…」のアナウンスがありました。


■久しぶりの運転会に笑顔が集う


駐機場には、牛来さんのピカピカのロケットがみんなの注目を浴びます。「2012年に最後の一台を購入。組み立てたものの運転する機会がなかった」とのこと。早速ロケットのベテラン大石さんが走行までのアドバイスを始めます。灯油漬けの木片に着火し石炭を投入、火床づくりが成功。圧力が上がったことを確認し、引き込み線に入線させ、出発前の給水・投炭をする間に圧力が下がり、ブロアーのお世話に…。「この難しさがロケットの魅力」とロケット経験者から声が掛かります。それでも大石さんが見守る中チョコチョコと走り出します。初めてのライブとはいえ、組み立てはきちんとできているようで、初走行は大成功です。


■アドバイスを受けながら走行準備/牛来さん (ロケット)


■ロケット初走行/牛来さん


8月初旬に、地元の千葉テレビの番組で石川(進)さんが、「小型蒸気機関車を組み立て走らせている」と紹介され、この中で石川さんが蘇我運転会を宣伝したため10時の運転会開始前からお客さまの行列が!。
幼児に人気のトーマスは、成田さんが守田さんのトーマスを増結、2組乗車として乗車効率を上げます。また、馬場さんのトビーも参加し、トーマスの行列解消に努めます。
武田さんの新幹線N700も相変わらずの人気で、青空の下たくさんのお客さまを運びます。


■トーマスは2両連結で/成田さん


■トビーで運客応援/馬場さん


■新幹線はフル稼働/武田さん(N700)

午前中の蒸気機関車は吉岡さんのT5改8100。3両の客車に満員のお客さまを乗せ、休む間もなく運行を続けます。
午後は、吉岡さんのT5改8100+守田さんのC21+大石さんのC21改C56の贅沢な3重連運行。なかなか見られない豪快な走りにお客さまも大満足です。
運客線が大わらわの中で、自由走行線はゆったりと…。午前中、吉岡さんの蒸気機関車が運客に奮闘する間、大石さんは奥さまを乗せて笑顔の運転。守田さんは単機運転で物足りない様子。
3.5吋では、近藤さんのブリタニアが快走。今まで、クラウスの小さな罐に苦戦していたことがウソのような余裕の走りを見せていました。また、石川(剛)さんのC62は、6歳の隼人くんがレギュレーターを握って、新幹線と並走します。
この日の運客は1120人。初めての1000人超えを達成して、テレビの力を改めて知る一日でした。


■蒸気機関車も大人気/吉岡さん(T5改8100)


■午後は3重連で運客


■3重連の勇士たち/吉岡さん・守田さん・大石さん


■奥様を乗せて/大石さん(C21改C56)


■午前中は単機で/守田さん(C21)


■ブリタニア快走/近藤さん


■パパの見守る中で/石川(隼)くん(C62)