桜の花の下、各社・各クラブの機関車が集う
会員番号31-117
岸田 弘 様
小型蒸気機関車製造者協会(LSLM)主催の「2010ライブスチームin裾野」運転会が静岡県裾野市の日本庭園鉄道(JGR)で4月3日(土)-4日(日)、2日間にわたって開催され、これに参加してきました。
協会に登録するメーカー(小川精機・動輪舎・アスター等)、クラブ(JCFC・市川蒸気・JGR等)の各社、各会員が製品を展示し、広大なJGRのレイアウトを自由に走り回り、交流を深める新しい形式の運転会です。
メーカーとユーザーが一緒に参加する展示会・運転会は8月の国際鉄道模型コンベンション(JAM)が有名ですが、運転はクラブ毎に分かれていることや仮設線路のため、運転を楽しむことやクラブ間の交流が限られていましたが、今回は、同じ線路上を各社各様の車両とメンバーが走りまわる間に自然と交流ができる楽しい場となりました。
2日間とも10時からの開催に6時頃から各地から自慢の車両を積んだ車が集まり、開催1時間前の9時にはターンテーブルを囲んだ駐機場に様々な機関車が並びました。この参加者の熱意に押されてミーティングも8時45分から始まる始末。初日9時過ぎには、参加者全員で記念写真を撮り終え、運転開始です。
▲満開の桜の下を次々通過
OSLSCは、OS(メーカー)傘下のクラブとしての参加でしたが、法隆寺と関東の仲間が合流し2日間を通じて13組15台程度と参加者数・参加車両が一番多いクラブでした。各社・各クラブが全国から集まると知って、混雑を心配し参加を見合わせたメンバーも多かったのでは…。JGRの広く設備の整ったレイアウトと運客はJGRメンバーが専任で対応してくれたため、4線の5吋レイアウトはほとんど渋滞することなく走り回ることができました。
▲これだけ走っても渋滞なし
今回の目玉イベントは「各メーカー・各クラブの機関車大行進」。両日とも13時にメーカー・クラブ毎に整列し、機関車と所有者を一人ずつ紹介しながらスタートさせ、外周2線を次々走り回ります。参加車両が一斉に走り回るダイナミックなイベントでした。
パレードに参加した車種・メンバーの数はOS機とOSLSCメンバーがトップです。その様子は写真を見ていただいた方が早いので、今回は2日間の参加車両と参加メンバーをご報告します。
ロケットorロケット+電動乗用台車/白藤さん・美馬さん・中村さん、フォルテ/渋谷さん、コッペル/内山さん・武田さん・加納さん・清水さん、T5orT5改/吉岡さん・佐藤猛さん、C21orC21改/山田さん・成田さん、マウンテン/八木さん、電動乗用台車+長崎電軌3000系/岸田さん、総武線風電動乗用台車/佐藤透さん。
▲マウンテン爆走/八木さん
▲ロケット白藤さん
初日の3日は暖かい差しに恵まれ川沿いの桜も9分咲き、イベントに華やかさを添えてくれました。複線の外周線は一周230m、ターンテーブルを囲む駐機線は29本、長い退避線も4線ある素晴らしいレイアウトをたっぷり楽しみ、私の長崎電軌3000系の距離計は2日間で11.76㎞にもなっていました。
▲C21成田さん
楽しいイベントを企画していただいた矢作会長、会場の提供と運営をサポートいただいたJGRの勝山オーナー、クラブメンバーに感謝します。
ありがとうございました。
▲オーナーの真っ赤なマウンテン
※写真は神戸・内山さんからも提供いただきました。