2012年3月蓮沼海浜公園運転会報告
ミニトレイン復旧記念イベント開催
会員番号31-117
岸田 弘
千葉県九十九里海岸にある広大な蓮沼海浜公園。
その一角にある「子供の広場」の呼び物は全長2.1㎞もある7.5吋のミニトレインです。
2010年12月に開催された運転会の様子をこの掲示板で紹介しましたが、3か月後の2011年3月11日の東日本大震災の津波の影響で、海岸寄りの保安林内を通過する線路が被害に遭い、2か月後のゴールデンウイークには林間コースをショートカットする仮設線路での仮復旧をして営業を再開していましたが、1年後の今年3月24-25日に完全復旧し、「記念イベント」が盛大に開催されました。
この記念イベントに、船橋市の青木さんが中心となった7.5吋ライブ仲間が運客ボランティアとして招待され、イベント前の22-23日を加え4日間の運転会が行われました。
私は25日(日)に取材に伺いしましたが、臨時駐車場までもが満杯。
ミニトレイン駅には花輪が飾られ、乗車を待つお客さまの長い列が続いていました。
公園側の車両はエンジン駆動の「イギリス型蒸気機関車、ED型電気機械車」と電動の「700系新幹線」3両がフル稼働していましたが、何せ一周17~20分掛るロングレイアウトのため、乗車待ちの列がなかなか前に進みません。
津波の被害に遭った林間コースのレールは、コンクリート路盤にしっかり固定され、線路脇の左右の空間の幅も広げられ、枯れ枝や落ち葉への火災の心配も回避できるようになっていました。
新潟市の菊嶋さんのナロー型蒸気機関車はキャブ内に運転士が乗り込み、蒸気と煙を上げ4両の客車を引いて大活躍です。
青木さんは、この日のために米国から取り寄せた「B型電動駆動キット+ボギー台車」で、自由形機関車と乗用車両を完成させ、12名の運転士と乗客を乗せて、これもフル稼働でした。
日野市の梅田さんは、5吋の電動車両を7.5吋に改軌。B型タンクのボディを乗せての参加です。
7.5吋の良さは抜群の安定性。
さらに林間コースがコンクリート路盤で強化され、安心して運転に集中できます。
2.1㎞の線路は「とにかく長い」の一言です。
今回運客ボランティアとして参加した仲間は6名。
一周17~20分を要するため、出発するとなかなか戻ってこないため、何時もの運転会のような「仲間との交流」が出来ないのが残念ですが、整備された日本一のロングレイアウト。
皆さんも体験してみませんか。
次の呼びかけを「青木さ~ん。期待していま~す。」