YS-11、B-747,B-707、B-727,共通点は何?そう天測航法窓である。
これは誘導無しで飛べる飛行機であることを意味している。実は連合赤軍がハイジャックした「よど号」は天測窓がある「無誘導飛行可能」な旅客機だった。この頃737には天測窓は無かったはずだ。
ただB747には存在した。それが今でも日本の政府専用機として存在している理由である。
だが日本の政府専用機はB-747、二機ってのも、ちょっと唐突で、政府専用機は、本田のプライベートジェット4機と、C-130か自前のC-1とかを4機ぐらいは要るもんだと思うが、こういうのが脆弱なんだな…。それは船もそうで、内閣が持っている船、ヘリポートを持つような奴を2隻は必要だね!
さて、嘗て、1970年代のハイジャックが多い時代は、この手の飛行機が狙われていた。
だが、昨今の航空機はローカライザーの誘導無しには行けない様になっている。それがコンピューター制御の飛行機の宿命なのである。
それには目に見えない航路が決まっているが、それは、国際的な決め事でそうなっていて、また正常な飛行に付く管制は、その航路を前提としたものだった。
それが20年ほど前からコンピューターが電波灯台とリンクして、物理的に結合して機能しており、これを外すと徹底的にコンパスやコンピューター画面上の指示が滅茶苦茶になる可能性が高い。
例えば1992年の名古屋空港で(セントレアじゃない奴)中華航空機がアクロバット飛行の後垂直上昇してケツから墜ちた、無茶苦茶な動作はコンピューターの入力ミスと分かっているが、これとは別の種類の目的の場所と違う所を盲目的に舵を切らせたからではないだろうか?
そうなると、星座が出る夜でもないと無理である。せいぜいコンパスがあるぐらいだろうが、コンパスの方向と進行時間、大気速度があって初めて航路計算が出来る。
もしハイジャックがあったとして、イスラムの、連中が何でも良いから方向を変えろ!となると、先ずもって方向が分からず、現在地も分からず、飛行場も見えず、最終的につかまるのが怖いので、オーストラリア沖に逃げ込んで沈んだと言うのが正しいだろう。
何とかしろ!とは頭の悪い馬鹿文科系大学出の良く使う寝言だ。多分、このときもそうだったのだろう。