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日本を馬鹿(馬鹿文系)が叩く、だが、それはどの程度正しいのか?非常に疑問である。

組織の失敗学(樋口晴彦)安倍政権の閣僚は読んでいるだろうか?

2012年12月29日 23時17分21秒 | 日記

名著!
この樋口晴彦(警察大学校教授)と言う人の著者近影を見たが大学の先生と言う感じと元官僚と言う感じが見えた。だが馬鹿な感じは決してない。
これは警察関係の定期雑誌に載せたコラムの集大成と言う感じで実に読みやすい。
また、この失敗学の性質上、個別問題の説明の集積というものもあるのだろうが、それにしても、この樋口教授の視点の自由さと深遠さが目を引く。
この樋口教授の本は高校の授業で取り上げてもいいくらいだ。また大学でも必読の一冊だろう。だがやらないだろけどね。
一番重要なのは組織のトップという物や現場という物の必要とされる行動や思考の性質が異なる事を教えるという意味でも極めて重要である。
よくある感情的であり庶民感覚と言う物が実際は無意味であるどころではなく害があると言うことを教える意味で重要である。
その中では、色々な知っている名前が出ている。
特に意外だったのは森鴎外が無能で、多くの将兵を殺した張本人であるとの事には驚きだった。
森鴎外は「戦争論」を紹介した人として紹介されていたが、彼は「脚気(かっけ)」が病原菌によって発生すると確信していた様で、この核心に満ちた信念の結果、戦場で数万人の死者を出して平気だったという。この現実を見ないで、理論とやらを吹聴するあたり、慶応の竹中平蔵とよく似ている。この馬鹿の殺した兵士の数は二万七千人であり、旅順要塞攻略の死者の数を越えている。実際竹中平蔵の倒産に追い込んだ企業の数も似たようなものである。これが慶応の「建悪の下心」の成果である。
馬鹿は、往々にして何時の時代も存在しており、その理論と吹聴する空論を遺憾なく発揮して、その糞馬鹿をその地位に置いている国を破壊するのである。これが「小泉便宜供与改悪」の最たる物である。
辛抱痔瘻座衛門の丞腰抜けが絶賛するが、実際、小泉のやったことで残った物は何もない。小泉は、過激な外交をしたかったのだろうし、自分の下らない自己満足を果たしたかったのだろう。今女の尻を追いかけているらしい。なるほど、小泉とはそんなものか?と思い知らされる。
一方で森元総理はインターネットの情報ハイウェーを現実化させ、インターネットの低価格定額料金制を達成させた。ソフトバンクハゲが能力があるのではない。
それが小泉やソフトバンクハゲの限界である。
この樋口教授は、基本的に失敗の無い確実な人である一方、抜け目の無い鋭さがあるのだろう。だから、さぞや官僚で居た時には嫌われたことだろうし、居心地も悪かったのではないだろうか?その思いは、様々な上層部の無能や見当違い、そして有能な人間の飼い殺しを述べている。
あまり言うと氏の迷惑になるかもしれないが、きちんとした分析は見事だが、その言っている内容は実によくある物と見える。そして、この人の視点は間違いの出所を見つけるという点で、敵の失点も見つけるが、何より味方の失点をよく知っているのだろう。また見えるし、それを隠す能力に劣っていたのではないだろうか?
彼は言う。
「優秀な社員はいないだろうか?」
の問いに、
「そんなものは、意外に目につかない社員がそうである。彼らは立派に有能で、勤勉である。その彼らが能力を発揮しないのは、その場が無いからだ」
そして、その有能な人間を見つける技術も彼は把握している。
思うのだが彼を安倍政権で意見を聞く人間として使っては?と思う。
いや自民党の全ての政治家が、この本を読むべきで、その結果、政権の様々な行動を批判する時に思いを致すべきだろう。
ともすれば有権者の代表とは思えない行動をするし、リーダーのトップに必要な資質という物を十分知らないウチに国会議員になったと思しき馬鹿も多い。何より財務省のバリバリの実務家のはずが、どうも残念な発言が目立つ「片山さつき」も一度読んだらどうか?自分の失敗は見ることは難しくても他人の失敗の形を取れば、自分が犯す前に知ることが出来るから。
今後も、この樋口教授の挙げている事例を題名だけ取って、色々書きます。
それにしても御一読をおすすめします。本当に良い本である。


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