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日本を馬鹿(馬鹿文系)が叩く、だが、それはどの程度正しいのか?非常に疑問である。

TPPに訴えるべきは、主食の生産は、100%経済性では論じられないということ。

2013年01月03日 22時45分28秒 | 日記

今の経済諮問会議に関わっている2つのシンクタンクは、どちらもTPP推進派である。だが農業をまったく見ていない慶応のような馬鹿ではない。しかし農業に対してはTPPでも生き残る農業と言うのである。果たして、それは現実的で論理的なモノだろうか?
実は日本総研などは現在の日本の農業事情から考えると、農業法人などが今後の農業を考える際には重要な生産主体となると考えている。それについては日本総研のレポートをご覧ください。
掻い摘んで言うと、日本の第一次産業は、基本的に個人企業という形態がメインである。それは戦後の農業争議などの問題で個人に対して手厚い農業制度を作った。だが、そのシステムは代替わりと言う生産制度の相続も含めたものだが、その事業継承が離農によりできなくなった。一方で農家以外が農業を始める際に極めて高い先行投資が必要となり、それが出来ない場合零細農家、つまり小作農と言うことになるのである。
それならば最初から、形態として隷属的な農業をしないための法人で行う方が、合理的であるとの結論である。
だが、その場合企業理念として利益の追求となる。そうなると高収量作物を作る方向に走りやすい。その場合究極の存在とは何だろうか?それは毒トウモロコシである。
農業を生き残らせると、この両シンクタンクも言うのだが、あくまでリカードの比較優位説を越えた論理ではない。そして、所詮その程度である。その農業と言う言葉は極めて曖昧である。基本的には、その農業で主食を生産するか?しないか?の2ツの選択肢しかなく、後者の場合、全く意味が無い。
その一方で、ではアメリカは、極めて合理的に完全自由な農業を行っているのか?である。それは有り得ない。アメリカにしてもEUにしても必ず農業に補助が入っている。その事で「規制」は何らか入っている。正直、農業の安定性はほぼ絶望的で、この業界の規制はどのようなことがあってもあるのである。
先ず、その取れさえすれば何でも良いと言う論法は、今の時点で、全く受け入れられない。何故か?
ただ何でも取れれば良いと言う観点は、この主食農業を言う意味では無視出来ない。それでカナダ、オーストラリア、EU(なかんづくフランス)は他国の主食生産を殺している。
そこには「規制があるのは良くない」と言う理屈である。ではアメリカに問う。毒トウモロコシの生産は何故アメリカで生産してはダメなのか?危険性があるからなのか?アレルギーを起こすからなのか?では、その理由で生産を止めるのは「規制」ではないのか?そして、これらの危険性をアメリカが言うのはOKで一般の国が言うと「規制」と言ってきたではないか?
第一、モンサントはアメリカの企業ではないか。そこの作った製品を自国では使えず他国で使ってもOK(タイ、中国など)ではダブルスタンダードではないか?
また、その規制というモノがダメなら何故WTOルールではダメで新たにTPPなのか?それは補助金問題を解決できないからか?それとも規制問題からか?毒トウモロコシ問題が、どの問題でアメリカはダメなのか?そして、それは完全規制緩和との関連で、どう位置づけをするのか?
それはひいては、主食生産が経済性のみで考えると言うことに本来的に馴染むのか?馴染まないのか?と言う問題とならないか?それは聞いてみたい。
この問題を「論理の飛躍だ」とでもほざくならば、早晩発生する虫獄でのトウモロコシ問題は極めて見ものである。またTPPの交渉が終わる前に、この問題は必ず破裂するだろう。また、TPPが締結されても、この毒トウモロコシ問題は、その交渉を根底から破壊する威力がある。
基本的に欧米では主食は小麦であり、場所によってはジャガイモである。その生産は必ずしも安定していない。また、この主食の生産の取れ高の問題は、個々の農家の収入問題となり、収入を維持できないと、その農家が潰れ、その事が生産量の確保問題として、現実化する。
事程左様に、大きな収入の保証が無い限りに置いては、農業自由化という「錦の御旗」は立てられない。或いは、その方法論をしているから言えるのであろうし、また、そこまでしても最終的に運を天に任せるという所を無視してはやれないのである。そこで想定外の場合国家から農業生産主体への援助が出てきて、その結果支援=補助金となり、WTOの完全自由化が阻害される。
その継続的な高収入を維持するモノとして、取れ高が変動するトウモロコシの究極の姿として出てきたのが、耐虫性トウモロコシ=毒トウモロコシである。そして、その事が示す様に、人間の都合で、生産高が高い作物は、雑草を生やさない為に撒く除草剤に大して耐性があり、害虫を寄せ付けない殺虫剤に耐性があるか、その作物自身が虫忌避物質を出す(これが毒トウモロコシ)か、そして、原液自身は、毒性すら持つ化学肥料をバンバン吸収し、通常は、必ずかかるであろう病気の耐性を持つ。その上で人が安全に食べられるという事は、どうやら「無理である」とは「開発の結果の製品」で証明している。
今後、この不毛な「御立派な遺伝子工学のでっち上げた製品」は、アメリカ(モンサント、どうもフランスの系譜である)か、ドイツのBASF(カセットテープは、ここが出した特許)、やバイエルン、あとチバガイギー(スイス)などのEU製品がわんさか出てくる。(トウモロコシではなく、米や甜菜など)
今、耐虫性は、トウモロコシと綿花である。この中で、表立っては生産できなくなったトウモロコシだが、綿花は今のところ表立ってやっている。しかし、これも糖分(綿の繊維)が直接食べられないから、問題が見え難いが、この綿の繊維は、使用量が増えて、細かく千切れた繊維が宙を舞って、体内に入ると、拒絶反応を起こしかねない。
これらは時の審判を経ていないのだ。そして、慶応の竹中平蔵の「りろん」とやらと同じで、空虚な、行き当たりばったりの、下らない一発芸である。そして、その影響だけは世界に与えるのだ。
近年、この手の紛らわしくして、厄介事を長引かせる事ばかりが「利口」と慶応のクソ馬鹿が吹聴しそうな小細工だけが、出ているが、早晩、この手の問題が連鎖して噴出するだろう。そして、それを行っている連中を保護しようとしている。そのスタイルこそが、実はTPPなどの制度をまともなように吹聴する連中の弱みである。
事は「交渉ごと」なのである。こちらも相手の吹聴する「理屈のようなもの」の存在意義をしっかり把握して、その弱みをつかないと、何でも「いい人」を連発されては、国益はどこにあるのか?また、一旦食糧危機が発生したら、それは誰の責任となるのか?そして、その時の費用は誰の責任となるのか?
頭の悪い馬鹿文科系大学出の低能が目先の金と、足りない知識と教養をバックボーンとして何か吹聴しているが、基本的に意味が無い。
食料の問題は、極めて大きいから、食料生産がダウンしても何とかなるように、食料の輸出国の立場を戦略的に取りたいがめの貿易交渉であり、そこには科学を根底から理解できない馬鹿文科系大学出が馬鹿だから、馬鹿丸出しで吹聴している「輸出が必要だから、農業の輸入は必用なんだよぉ~」とは、何か工業の、輸出産業の事を理解しての「寝言」なのだろうか?
また何故先進国が輸出をして外貨を得て悪いのか?何より頭の悪くて、基本的な事に疑問を持たない馬鹿文科系大学出は、その食料輸出をしたがる国の殆どが「先進国」であり、逆に輸入するのは、どちらかというと「発展途上国」と言う事実を理解しないのだろうか?
今、純然たる食料輸出国で、発展途上国と言えるのは私の知る限りパキスタンで、ここは弱いながら国際相場の一角を占めている。無論空論を弄ぶし可能の無い馬鹿文科系大学出は、そんな統計データも把握していないのは十分分かっている。
また馬鹿文科系大学出は、低能の理系にもなれない馬鹿の集まりだから、知らないのだろうが、私のブログでも何度も言うが、基本的に日本の農業技術は、馬鹿が知らないだけで世界でも冠たるモノで、何より今から30年前では十分世界トップレベルである。いや今もである。
日本のバイオテクノロジーを頭の悪い馬鹿文科系大学出は理解出来ないが、大体バイオテクノロジーを理解しもしないくせに、日本はダメだとかほざく。だが日本のバイオテクノロジーは古いと言うが、実は堅実で、品種改良として外れが無い。その一方で馬鹿が最新バリバリと吹聴するバイオテクノロジーは、今毒トウモロコシで誤魔化し様もない危険性を見せている。
実は今回の毒トウモロコシの問題は遺伝子組み換え種として世界的に出回っている、大豆が問題となるのは必定だろう。元々、現状先行で、日本は、その遺伝子組み換え製品を忌避する方針から困っており、世界は遺伝子組み換えを当たり前と思っているのだろうが、今後アメリカが考え方を変える可能性も否定できない。その場合、大豆の調達も極めて重要な意味を持っている。
私は、伊藤氏や高橋氏が、どの様な方向性を考えているのか?聞いてみたいモノだ。経済諮問会議とはいえ、シンクタンクの看板を背負っているのだ、ただ単に経済の方向性を慶応の低能の様に吹聴するのでは慶応の竹中平蔵並と言われる。そして、それは世界では相手にされない。「経済の提言を下だけですよぉ~」とは教養も見識の欠片もない慶応がやることである。無能の集団のやることである。大学を出た完全なる馬鹿のやることである。
単にTPPを後押しするとは、その議題になっているものの疑問自身を無視することで、それを無批判に肯定した時点で、それは馬鹿であると明言しているに等しい。
農業関連で論客は文化とか、日本はそういうモノなのだと言う「論戦に耐えない馬鹿」が多すぎる。だが、十分に相手側にも弱点はあるのだ。そしてTPPなんて言う新しい決まりを用意する時点で疑問に持たないといけない。
別に日本の国益を考えるだけではない。元々TPPの無理を考えるときに、その問題、根本的な問題の所在を突かないと意味が無い。日本の国益国益と言うからいけないのだ。だから日本は駄々をこねると言われるのだ。もっと根本的なモノ。それは食料生産の安定性と今後の未来を考えて反論を用意する。それこそが日本の国益を主張する際に何よりも強力な後ろ支えとなるのである。


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