館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

内部被爆を生き抜く。

2012-09-05 06:36:41 | 時事言いたい放題
週中日・・・疲れが出始める頃だ。

さらっと、読んでくれ。


長いし・・・・




怖い映画を観た。

おおげさに、煽るように、語られて・写されていないので、信頼できるのだが・・

そうなので、余計に、うつうつとして、悲しくもなった。



栃木県佐野市での上映会に行ってきた。

自主上映・主催者の挨拶。

最近、福島に実家があって、まだ、ご両親がご健在。
その福島は、高速道路を北上すると、原発寄りの地域だ。
娘さんなので、毎月通っているらしい・・・

お金やら、やっかみやら、そこに住み続けるしかない苦悩やら、あきらめやら、およそ、部外者の僕には、解く手伝いさえ出来ない困惑を聴かされた。

政府の無策に憤り・高線量の地域であるにもかかわらず、「まだこのくらい安心」と言われ、良心的学者が涙するほどの「放射線管理区域」より高い場所で暮らす矛盾に絶望している彼女であった。



内部被爆がどれほど問題で、どれほどの悲惨な状況をこれからの10年単位が作るか・・・驚愕する。

そして、この事態を、まだ、大企業や官僚・原子力村の「保身」「利権」のために、極めて低く見積もった「安全の新たな神話」で、やり過ごしたとしたら、ミナマタや多くの公害や薬害の始末のように、さらなる悲劇を生むだろうと、確信できる内容だった。

ここでも又、ミナマタなどの悲劇から、日本人の英知としての学びが必要ではないだろうか?



僕を含め、悲惨を容認し(あるいは、押しとどめられなかった)、今回の事態を招いた、このお馬鹿な大人が、次の世代の「子ども達」に尚、悲惨な、汚れた空気や水や食べ物を与え続けることを、しかたないと片付けるなら、「人間とは絶望的な生き物」なのだと、思うのだ。

福島のことは、実に難しい・・・めったなことは言えないし、どこか当事者にはなれない・・・
しかし、原発は、地域を越える・国を越える。
僕も当事者だ。だから、原発は止めたいし、「いらない!」と、発信し続けた。


実に良い映画です。

今年中に、我が館林でも「上映会」を企画いたします。

コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする