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日本共産党が唯一小選挙区で勝利したのは、沖縄だけだった。天晴だ。そして、やっぱり沖縄は今も、瀬長亀次郎が生きてるなぁと思った。瀬長亀次郎・復帰前の沖縄で那覇市長を務め、復帰後は日本共産党で副委員長まで務めた男だ。その亀次郎は、民主主義をよりどころに、生涯米軍基地の無い沖縄を説き、戦って死んでいった。魔物の事を沖縄ではマジムンと呼び、亀次郎は米軍基地をマジムンと形容した。亀次郎は「マジムンを退治できなかったことだけが心残りだ」と語って、逝ってしまった。何故、沖縄の民衆の心を掴かみ、離さなかったのか?それは、民主主義を根付かせ、民主主義を頼りに、基地の無い沖縄のために奔走する姿・無償の姿が民衆の心を、わしづかみしたからだ。人類は、幾多の政治制度を試みて今に至るが、結局面倒くさく、煩雑な手続きながら、一番争いを穏やかに納めそうだから、民主主義を選んでいるのだろう。独裁の危うさを歴史の教訓から学んでいるのだろう。
多くの非自民の政党が当選をする中、自民・公明・維新、そして共産党は議席を失った、自分たちの力が足りなかったと、語っているが、そんな総括なら、自民も公明も言っている。
俺にとっては、突然ここでかよ?の印象なのだが、「社会主義・共産主義を語り始めた」現執行部。9月の地方議員・候補者の学習会で、田村委員長は「人間の自由こそ社会主義・共産主義の目的」と語り、志位氏も選挙応援で、しばし「社会主義・共産主義」を語ったようだ。台湾周辺で挑発し続ける中国、北の将軍様、プーチンの仕掛けた戦争で、ウクライナもひどいことになっている。人々は失敗した共産主義国だと思っている。こうした国々によって、社会主義・共産主義という言葉は汚れた言葉になってしまっている。こんな時、社会主義・共産主義を語って、国民の支持を得られると本当に思ったのか?そして、共産党の元安保外交部長、松竹伸幸氏の除名問題が影を落としている。現共産党の執行部への批判・異論を、「党への敵対行為」と言い、異なる意見が封殺される事態を、共産党へシンパッシーを感じていた人々がどう思ったか?やっぱり共産党は怖い・仲間内で固まって近寄りづらいね、と思っているだろう。そんな共産党への疑問符に起因して、同じような政策を掲げる「れいわ」に流れたのだろう。やっぱり怖い共産党・・・僕の周辺の方々から、時々耳にする言葉だ。
あの2000万円をすっぱ抜いたのを、錦の御旗のように掲げ、「共産党を伸ばせば政治は必ず変わる」「自民はダメだ。今度は共産党に投票する」という共感が各地で広がり、自公の過半数割れに追い込んだと総括している。たしかに、あれが、大きく事態を動かしたのは認める。桜を見る会もそうだったが、たいしたものだ。しかし、その成果さえ票に結びつかなかった現実を直視すべきだ。
自己満足や張りぼての総括はいらない。真摯な総括を待つ。
最後に、こんな状況でも、俺はまだその政策・勤勉さで、共産党を支持していることは、記しておく。頑張って欲しい大切な政党だ。
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