あの日・・・福島の原発が爆発して、目の当たりに惨状を見たT市の市民が始めた集会は、毎年この時期に行われている。
いつもは、野外だが、今回はスペシャルなゲスト「おしどりマコ・ケン」のライブトークがあるので、文化会館小ホールであった。
過去最高の参加者ではなかろうか・・・用意した椅子が足りず、途中椅子の増設が行われるほどだった。
前座で、いつもロストは歌う機会を得ている。野外でマイク2本・・時々ハンドマイクという信じられない設定ではなく、音響の入った今回は、うれしい。
まずは地元保育園の園児たちの「和太鼓」の演奏と、ソーラン節の踊り。
子どもというのは、美味しいところをみんな持って行ってしまう存在だ。危険だ。園児の前がロストだったら、影もおぼろなロストになっていたに違いない。
ちょいと手違いがあったようで、15分枠だったが、出来るだけ伸ばしてほしいと・・・・
ゆっくり喋れて、ゆとりのあるステージが出来たぜ!
「風よやさしく」「モクレンの花」そして「私の子どもたちへ」のシングアウトをじっくりできた。
タイムが最近ずれないインストルメンタルズ。さすが本番は度胸のボーカルで、いいパフォーマンスが出来たんじゃないかな?
初めて聞く、吉本のお笑いの二人・・・・・
わし驚いただよ・・2人の見識の高さ!!!!!!
3.11以降、東電と経産省の記者会見・住民の説明会・識者の検証委員会などなど、ずっと通い続けそこで見聞きしたこと、そこか文献やら研究書やらと、突っ込んで学んだことなどが、恐ろしいほど詰まっている2人なのだった。
「お笑いどころではない」「笑ってはいけない」事態の中、その説明会やら、なにやらで、東電・学者・行政と、「お笑い」の数々を供給し続けているのであった。
今も、大気に・海に・土壌に、放射能を撒き続けながら収まっていない原発が良く分かった。
命を天秤にかけながら、帰還を選択しなければならない地域。
そこに暮らす(実はもう僕らもだが・・・)ことは、セシウムと共存することであること・・・など、実に良く分かった。
忘れかけていた、福島原発の爆発・・・・わすれちゃなんね~のだよな。
最後にお笑いを一席!
JAの農業者への説明会
「土を耕すとその土ぼこりでセシウムが体内に入るのでは?「セシウムは土とくっつきやすいですからねぇ・・、その時は勢いよく、すぐに洟をかんでください。」「そうすれば大半のセシウムを除けます」
こうした、うそのような、説明に住民はあきれているのだった・・・・
あっぱれなマコ・ケンであった!!!!!
もちろんだが、集会は参加は無料だ。
しかしまぁ・・・ギャラはどうするんだんべ?とおもっていたが、帰る人々が、驚くほどカンパを入れてゆくのにも、ちょいと驚いた次第。
T市の反原発の集会。続けることこそ大事だよな。